月に残された生物がいる…クマムシは月面で復活する生命体になれる?

月に残された生物がいる…クマムシは月面で復活する生命体になれる?

Image: Israel To The Moon/Twitter

さすがは地上最強生物!

全長2mmにも満たない小さな生物・クマムシ。このクマムシって、驚くべき極限の環境下にさらされても生き続けることができる、この地球上で最強の多細胞生物なんですってね。

クマムシはひとたび「乾眠」と呼ばれるモードになると、とんでもない高温あるいは氷点下の凄まじい低温でも、酸素がなくなっても、死に絶えたりはしません。人体には有害な宇宙放射線にさらされても、やはり生存が可能。ということは、宇宙空間でも死んでしまわないってこと?

実は今春、イスラエルのSpaceILが、月面探査機の「Beresheet」を月へと送り込むとき、たとえ地球が滅亡しても地球外への文明保存を目指すArch Mission Foundationが中心となって、月面に残してくるタイムカプセルが用意されました。ニッケル層で覆われたDVDサイズのタイムカプセルには、なんと乾眠クマムシも入っており、しばらく月面に置き去りにされた後、再び水をかければクマムシとして生命維持活動がスタートする手はずになっていたのですが…。

このほどWIREDは、Arch Mission Foundationを創設し、クマムシをタイムカプセルに入れる決断にかかわったNova Spivack氏へのインタビューを公開。残念なことに、Beresheetは月面着陸に失敗し、墜落衝突という悲劇に終わったのですが、どうやらタイムカプセルは無事で、クマムシは月面に生存していると確信してよいだろうと語っているそうですよ。す

でに科学者たちは、乾眠状態のまま10年が経過したクマムシに、再び水をかけて活動させる実験に成功しています。ということは、今後数年で月面にて発見されるタイムカプセル内の乾燥クマムシも、いわば生き返らせることは可能だとの見解を明らかにしていますね。

(月面着陸失敗後の)最初の24時間は、とにかくショックが大きかった。ほぼ間違いなく成功すると期待していたからだ。リスクもあるにはあるが、まさかここまで深刻な事態を招くとは予期していなかった、自分の姿があった。

Spivack氏は、こんなふうに振り返っています。月への旅に出た初の民間宇宙船として、大きな期待を担っていたBeresheet。まさかの墜落衝突というエンディングには、ショックを隠せないものがあったようです。しかしながら、我に返って気づいたのは、タイムカプセルの強度からして、Beresheetの機体が粉々に壊れることがあっても、中に入っているクマムシは無事である可能性が高く、そのことだけを考えても、Beresheetが月へ向かったのは決して無駄ではなかったと納得。いまは新たな次のミッションに向けて、思いを整えているとのことですよ。

いつかBeresheetの墜落現場の付近で、今回地球から運ばれたクマムシが発見され、その再生が確認されて、まさに宇宙最強生物だって証明される日を楽しみにしたいものでしょうか〜。

Source: WIRED


関連記事

おすすめ情報

Gizmodo Japanの他の記事もみる

あわせて読む

主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

トレンド アクセスランキング

ランキングの続きを見る

トレンド 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

記事検索