マンチェスター・ユナイテッドOBの元フランス代表DFパトリス・エブラ氏が、サー・アレックス・ファーガソン氏から受けた教えを振り返った。マンチェスター・U公式のポッドキャストで語っている。

2006年から2014年にかけてマンチェスター・Uで活躍したエブラ氏。その間に5つのプレミアリーグタイトルや1つのチャンピオンズリーグ(CL)タイトルを含む、計15度の優勝を経験している。

エブラ氏は、2006-07シーズンにリーグ戦を初めて制した際には「子どものように」祝ったと口にしながらも、その後は優勝に慣れてしまったと振り返っている。

「3、4、5度と優勝し始めてもお祝いはするけど、正直言って(1度目と)同じようにはやらないよ。カメラやその他のもののために祝うことはあっても、同じではない。ファーガソンは、ロボットのようになることを僕らに教えてくれた。マンチェスター・ユナイテッドでプレーしていた頃の自分が人間だったとは思えないよ。試合に勝った時や良いはたらきをしたときにも僕は喜んでいなかった。それが普通のことだったんだ」

「(モナコでエブラ氏を指導したディディエ)デシャンが勝つことの重要性を教えてくれたといつも言っているが、ファーガソンが教えてくれたのは勝つのが普通だということだ。リヴァプールに大勝した後には、ファーガソンが『よくやった、息子よ』と言ってくれたことを覚えている。けど、チャンピオンズリーグ決勝に勝利した時以外、彼は決して叫ばなかったし、リーグ戦で優勝した時を除けば歓声を上げたこともなかった」

また、クラブには「マンチェスター・ユナイテッドを利用することはない。ユナイテッドの選手たちは有名だし、ソーシャルメディアにもよく出ている。だが、ユナイテッドのためにプレーするのは、人々に与えなければならないからだ」というメンタリティが備わっているという。

ファンやサポーター、伝統を重視するチームであることを表す例として、エブラ氏はあるエピソードを紹介した。

「1つの例を挙げよう。プレシーズンに1度、正直言うと本当に疲れていたんだけど、バスに乗る前にファンの列ができていたことがあったんだ。選手たちは、誰もサインをしていないのならやらなくていいや、という感じだった。だからみんなでバスに直行して、バスの外を見た。すると、サー・アレックス・ファーガソンが1人1人にサインするのが見えたんだ」

「みんなにサインをしていたから、45分くらいはやっていたと思う。僕は言ったよ。『ボスがバスに乗ってきたら僕らはおしまいだ』ってね。そして、バスに乗ったボスからドライヤー(叱責)をいただいたよ。『何様のつもりだ?!彼らがお前らの給料を払っているんだぞ。お前らを見に来ているんだ、さっさと降りてサインしろ』と。それから僕らはファン1人1人にサインをしたんだ。でも、それがこのクラブのメンタリティーだよ」

時折激しく選手を叱責する様子から、「ヘアードライヤー」との異名も知られていたファーガソン氏。その姿勢はチームに重要なものをもたらしていたようだ。

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