リーガ・エスパニョーラ2部に所属するラージョ・バジェカーノのパコ・へメス監督が、自クラブのERTE(一時解雇、レイオフ)実施に対して怒りを爆発させている。

ラージョは先に、新型コロナウイルス禍における人件費の負担を減らすためERTEを実施したことをを発表。これにより従業員たちは一時解雇として扱われることになる(失業手当として、これまでの給与の約70%を支払われる)。

このERTE実施に怒りの声をあげたのが、これまでも歯に衣着せぬ発言を繰り返してきたP・へメス監督だった。同指揮官は、昨季に2000万ユーロ近くの黒字を計上した自クラブが、ERTEを実施すべきではなかったとの見解を示している。

「私たちを取り巻く状況を危惧している。それは健康だけでなく、社会的にもだ。私たちはERTEに巻き込まれてしまった。その正当性には議論の余地がある。法律的にはそれが実施できるとしても、倫理的にしてはならない企業もある。私にしてみれば、クラブの従業員に対して敬意を欠いているよ。私たちが財政的損失のツケを払うのだから。クラブが黒字を計上したとき、私たちは誰も契約の改善を求めなかった。そして私の理解するところでは、その後に迎えた現在のような状況で、クラブが私たちに損害を与えていいわけがない」

「本当は実施する必要がないERTEを実施するというのは、絶対的に反対だ。ラージョは一企業であり、法律上ではERTEを実施できる。が、決して正しいことをしたわけじゃない。クラブは昨季に1900万ユーロの黒字を計上した。そう言っていたのは会長だろう」

「クラブの財政について、私はしっかりと理解しているし、倫理的に過ちを犯したと言わざるを得ない。私たち全員が怒り心頭だ。私たちはクラブの職員たちと話し合うつもりだ。選手たちについては、ほかに関係する人物もいるから話さないがね。多くの人間が食費や光熱費のために給与を必要としている。このERTEによって、彼らが損害を被るわけだよ」

フットボールクラブのERTE適用の是非は、スペインで議論が活発に行われている。ヘタフェのアンヘル・トーレス会長であれば「他クラブは非常事態から10日後に国の補償頼りのERTEへと動いたが、健全経営の私たちにとってはあり得ない。フットボールクラブが、本当に辛い目に遭う人々のための公共手段を用いるなどナンセンスだ」と言い放っていた。

なおリーガ1部ではアラベス、アトレティコ・マドリー、バルセロナ、エスパニョール、グラナダ、オサスナ、セビージャ、バレンシアがERTEを実施している。

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