スペインサッカー連盟(RFEF)は21日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、東京五輪の延期を要請する旨の声明を発表した。

RFEFのルイス・ルビアレス会長は同日に、他の種目競技団体との会合でフアン・アントニオ・サマランチ国際オリンピック委員会(IOC)副委員長に対し、正式に東京五輪の延期を要請。その理由についてルビアレス会長は「今は他のどんな問題よりも健康が優先である。すべての努力は、コロナウイルスと戦う我々の政権を支援するために集中しなければならない。私たちは、政府側に立たなければならない」と述べている。

そのうえで今は「スペイン国民として、私たちがすべきことは、心を一つにして、すべてのスポーツイベントを中止することである」と強調した。

欧州を中心に拡がりを見せる新型コロナウイルスはスペインにも多大な影響をもたらしている。欧州ではイタリアに次ぐ感染者数を記録しており、21日時点で感染者数は2万5000人を超えているという。スペインでは21日に、レアル・マドリー元会長のロレンソ・サンス氏が新型コロナウイルスによって死去。サッカー界でも感染拡大が深刻化している。

IOCは、東京五輪を通常通り開催するという意志を何度も表明しているが、ノルウェー、スロベニアのオリンピック委員会をはじめ、アメリカ水泳連盟、イギリス陸上連盟などが東京五輪の開催延期を正式に要請している状況だ。