トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は、政府が掲げる新型コロナウイルス感染拡大防止策に反する行為を行っていたことを認めた。

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。3月中旬までに各国のリーグ戦が中断され、クラブは活動停止、選手は自宅待機に追い込まれている。8日現在、感染者6万人、死者7000人に達したイギリスでは、必要最小限以外での外出禁止、ソーシャルディスタンシング(感染予防のための物理的距離を保つこと)に関する厳格な措置を打ち出す。

しかし、フットボール界では、アストン・ヴィラ主将のジャック・グリーリッシュやマンチェスター・シティのカイル・ウォーカーが違反行為に及んだとしてバッシングを受けていた。

そして今週、トッテナムのモウリーニョ監督とタンギ・エンドンベレを含めた選手数人がノースロンドンの公園で政府の対策を破って練習していたところがソーシャルメディア上に投稿される。さらに、ダヴィンソン・サンチェスとライアン・セセニョンが同公園で隣り合わせでランニングしていたことも判明。この目撃情報に対しては多くの非難が集まっていた。

トッテナムからの注意があった翌8日、モウリーニョ監督はこの事実を認める。「私のとった行動が政府の対策に沿ったものではなかったことを認める。我々は各々の家族とのみコンタクトを取り合わなければいけない。NHS(国民保健サービス)のヒーローを支援し、命を守るために、我々全員がそれぞれの役割を果たし、政府のアドバイスに従うことが何よりも重要だ」とコメントした。

モウリーニョ監督らの行為を受け、ロンドンのサディック・カーン市長はイギリス『BBC』で「スパーズのサポーターやフットボールファンの子供たちがこの場面を見て、“彼らがオーケーなら、僕たちもオーケーでしょう?”と考えないか私は懸念している。うかつに、意図せず、ウイルスを拡散する可能性がある。このようなことはあってはならない」と苦言を呈していた。

なお、イギリスでは、屋外の運動は1日に1回まで、「単独、もしくは家族」のみの条件で許可されている。