マンチェスター・ユナイテッドのOBリオ・ファーディナンド氏が、古巣へドルトムントFWジェイドン・サンチョの獲得失敗は大きな間違いとなると指摘している。

長らく伝えられてきたサンチョの移籍交渉。ドルトムントは1億2000万ユーロ(約150億円)を要求していたが、マンチェスター・Uはこの金額の支払いに消極的。そしてドルトムントが設定した10日までに決着がつかず、選手はトレーニングキャンプに同行することとなった。

そしてドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは「ジェイドンは新シーズンここでプレーする。この決定は絶対的なものだ」と強調。さらに、1年ほど前に条件面をアップした2023年まで契約を延長していたことが複数メディアで報じられた。マンチェスター・Uは未だ獲得を諦めていないとも伝えられているが、交渉は非常に難しいものとなっている。

これを受け、『BT Sport』のイベント後に『Goal』の独占取材に応じたファーディナンド氏は、サンチョはドルトムントの要求額に値すると主張。チャンスを逃すべきではないと語った。

「今後10年間で世界最高の選手になるポテンシャルを秘め、ここ2年間は世界最高のティーンエイジャーとして活躍してきた選手と契約できるチャンスがあるならば、獲得すればいい。それだけのことだよ」

「彼が今の時点でどれほど素晴らしい選手なのかは全員が見てきた。この先10年のキャリアを期待できる年齢で、私が思うように成長するのであれば、ユナイテッドにとっては素晴らしい取引となる」

その一方で、コロナ禍の影響で各クラブが苦しんでいることにも言及。だからこそ、この難しい時期に差を縮めるチャンスでもあるとも指摘した。

「色々な意味で理にかなっているよ。これは通常の移籍市場ではない。開幕しているのに多くの移籍が成立していないというのは、今何が起きているのかを物語っている。我々がこの半年間で経験してきたことが、クラブの投資額に影響を与えている」

「とはいえ、1つの大きな移籍がヨーロッパを中心に多くの移籍に繋がるとも思っている。多額の収入を得ているビッグクラブはまだ投資できるが、それ以下のチームは以前と同じような投資は苦労するだろう。そのため、今夏にうまく選手獲得をできれば、ユナイテッドやチェルシー、マンチェスター・シティはリヴァプールとの差を縮めるチャンスでもある」

また、1月に加入しすでにチームの絶対的な存在となったブルーノ・フェルナンデスにも言及。「チーム全員のイマジネーションを解き放ったとこ。それがトッププレイヤーだ。その存在感でチームやクラブを変えてしまう」と絶賛している。