23日にコパ・デル・レイのベスト32がスペイン各地で行われ、アトレティコ・マドリーはアウェーでのクルトゥラル・レオネサ戦を1-2で落とした。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、辞任の可能性を否定している。

コパ優勝候補の一角アトレティコが、準決勝までは一発勝負に形式を変更した同大会で、早々に姿を消すことになった。リーガ2部B(実質3部)に所属するクルトゥラルの本拠地レイノ・デ・レオンに乗り込んだシメオネ監督のチームは、62分にFWアンヘル・コレアが先制点を記録したものの、83分にDFジュレン・カスタニェダに同点弾を決められて試合を延長戦に持ち込まれると、108分に速攻からFWセルヒオ・ベニトの決勝点を許してしまった。

アトレティコがコパで2部B相手に敗退したのは2011年12月末のアルバセテ戦以来で、その際にグレゴリオ・マンサーノ監督の後任としてやって来たのがシメオネ監督だった。シメオネ監督は同シーズンのヨーロッパリーグ優勝を皮切りに、リーガ、コパ、UEFAスーパーカップ、スペイン・スーパーカップ優勝、2回のチャンピオンズリーグ決勝進出などいくつもの偉業を成し遂げ、アトレティコを欧州を代表する強豪に引き上げたが、それから8年が経って、今度は自分が2部B相手に敗退に追いやられてしまった。

今季に入り、低迷が騒がれてきたシメオネ政権の終焉も感じさせる今回のコパ敗退劇。だが指揮官本人は、サイクルの終わりなど一切感知していないことを強調している。

「私の精神状態? 私はここに到着してから、仕事に取り組む意欲を毎日のように持ち続けている。チャンピオンズ決勝の延長戦もPK戦も、チャンピオンズのベスト16敗退も、自分を変えることができなかった。私は素晴らしい陣容を擁しているし、結果はまもなくついてくるはずだ」

「あなた方(報道陣)は自分たちが感じたことを意見する立場にあるが、私たちに、私と私の選手たちに働く以外の選択肢はないんだ。私たちはゴール前で明瞭なプレーを見せられなかった。これがフットボールというものであり、ゴールを決められなければ、すべてが難しくなってしまうものなんだよ」

また試合自体については、次のように振り返った。

「ゲームとゴールについて話せば、私たちはよくやっていた。が、彼らのGKがこの夜を素晴らしいものとしたんだ。相手チームは見事な試合を演じた。同点に追いつくための野心と期待を抱き、延長戦では速攻をしっかりと実践した。私たちはつまずくことが許されない美しい大会で敗退してしまった。相手を祝福し、前を向かなくてはならない」

「私たちは確信性あるプレーを必要としていたものの、それを持ち得なかった。ゴールを決め切ることができなかったが、責任は全面的に私にある。デリケートな時期にあるかって? デリケートな時期は毎シーズン存在している。チャンピオンズ出場圏内に入れなかったり、2回のチャンピオンズ決勝で一つはPK戦で、もう一つは延長戦で敗れたり、とね。これだけ長い時間を過ごせば、起きてはならないことだって起こり得る。私たちはチャンスこそ手にしていたが、それを決め切ることができなかった」