27日のラ・リーガ第31節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのアラベス戦に2-1で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は、前半に苦戦を強いられながらも後半に2点を決めたこの試合から、「重要なのは90分を通しての結果」であることを説いている。

アラベスの堅守に苦戦を強いられたアトレティコだが、サイドハーフ及びセカンドトップへのコンバートから覚醒したマルコス・ジョレンテを後半に投入してから一気に流れを引き寄せ、2点を決めることに成功。アラベスの反撃をPKの1点だけにとどめて、今季初の4連勝を達成している。

シメオネ監督は会見で、次のように試合を振り返った。

「前半は苦労を強いられたが、重要なのは90分を通しての結果だ。私たちはアラベスの特徴を把握していた。前半の彼らは守備的な仕事を見事にこなし、私たちがボールを失うときにはロディとトリッピアーの裏を狙った。後半のプレースピードはまた違うものとなり、ジョレンテ、コスタ、カラスコがその必要なスピードを与えてくれたね。この試合では狭いスペースにおいてコレア、ジョアン(・フェリックス)、モラタの個人としての力が必要になるという理解があった。そして後半、交代した選手たちが新鮮な活力を与えてくれた」

「ハーフタイムまでに得点を奪うことに苦労をしている? それは絶対的に改善しなければならないことだが、試合は90分続き、その90分間で勝利をつかまなければならない。ただ、この8年間の内、(旧本拠地ビセンテ・)カルデロンでの5年間は正反対のことが起こっていた。今は前半にガツンとしたプレーを欠いてしまうことで、引き分けとなる可能性に近づいてしまっている。それは改善しなければならないことだ」

アトレティコは次節、レアル・マドリーと優勝争いを演じるバルセロナと対戦する。

「私たちは良い調子だ。チームは良い反応を見せている。リーガではカンプ・ノウでまだ一度も勝利したことがないが、これがチャンスの一戦になることを願う」

そしてシメオネ監督は会見の最後、自主的にアトレティコのサポーターたちにメッセージを送っている。無観客での試合開催により、ワンダでチームを応援できないサポーターたちを見つめるように、カメラにしっかりと視線を合わせてこう語った。

「すまない、みんなに挨拶をさせてくれ。アトレティコ・デ・マドリーのファン、サポーターがいないことを本当に寂しく思っている。空っぽのスタジアムを目にすることはとても辛く、私たちが寂しがっていることを伝えたかった」