元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が10日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組『ラディオ・アンキオ・スポルト』に出演し、ミラノダービーを振り返った。

2014年ブラジル・ワールドカップで日本代表を率いたザッケローニ氏だが、母国イタリアではユヴェントスやインテルなどビッグクラブの指揮官を歴任。1999年には、ミランを率いてスクデットを獲得した経験も持つ。そんなザック氏が9日に行われ、4-2でインテルの逆転勝利に終わったミラノダービーについて自身の考えを明かした。

「どちらかと言うとインテルが主役になったが、パフォーマンスについては、前半と後半で両チームの出来が分かれた。前半はミランの方がずっと良かったが、後半になってインテルが素晴らしいパフォーマンスを見せた。今回のダービーは2004年のダービーを思い出させる。私は当時、インテルのベンチに座っていて途中まで2-0でリードしていたが、その後2-3で敗れた」

続いてザッケローニ氏は、敗れたミランの問題点を指摘した。

「ミランには現在、(ズラタン)イブラヒモヴィッチのような人物が必要だと言えるが、全般的な話としてチームはあともう一歩、何かが足りない。前半は中盤のインテンシティ、密度ともに素晴らしかったが、それも(イスマエル)ベナセルが(ロメル)ルカクへのパスコースを封じる動きをしていただけのことだ。後半はそれができず、どんな結果になったかはみんなが知っている。ミランはテオ・エルナンデスと(ジャンルイジ)ドンナルンマ以外、全員が能力を発揮できていない」

「チームを再編するためにドンナルンマを売るべきか? 私なら通常、優秀な選手を取っておくところだが、このタイミングであれば私も投資するかもしれない。だがもちろんイブラヒモヴィッチが加入したのは将来を見越してのことではない。ここでもう一度言っておきたいことがある。イブラのような選手にバロンドールを与えていないなんて恥ずべきことだ」