マンチェスター・ユナイテッドのエド・ウッドワード氏は、プレミアリーグやチャンピオンズリーグ制覇にチャレンジするために、今夏の移籍市場での補強を約束した。

2013年を最後にプレミアリーグ制覇から遠ざかるマンチェスター・U。同年にアレックス・ファーガソン元監督が退任し、以降幾度にわたり指揮官交代に踏み切るも、低迷から抜け出せず、近年ではチャンピオンズリーグ出場権すら確実にできず。さらに今シーズンもオーレ・グンナー・スールシャール監督の下、チームは不振。ここまでリーグ戦8位と、過去30年の最少勝ち点を記録するなどクラブの凋落に歯止めのきかない状況が続く。

これを受け、怒れるサポーターはチーム強化ではなく、ビジネスに舵を切るオーナーのグレイザー家やウッドワード氏を非難。先日には、同氏の自宅が発煙筒の投げ込みや落書きの被害に遭うなど状況は悪化の一途を辿っている。

特に、補強面に関してのサポーターからの不満は大きく、補強が急務と考えられていた今冬の移籍市場でも最終的には最終日目前になって確保に成功したものの、一時はブルーノ・フェルナンデスとの交渉が決裂したとまで報道される。さらに、昨夏から獲得の声が上がっていたストライカーに関しては、期限ギリギリになって中国からオディオン・イガロを期限付きで獲得するにとどまるなどの失態が目立っている。

さまざまな非難が巻き起こる中、ウッドワード氏はファンフォーラムで「我々のリクルート面は分析に基づいて進められ、夏の移籍市場に向けて選手選定に当たっている。チーム再建の一環として、今夏の移籍市場は重大なチャンスと見込んでいる」と主張し、来シーズンに向けて補強に動くことを明言する。

「オーレが就任してから2億ポンド(約280億円)以上を投じており、ここ数年間にわたって選手獲得への予算が不足していることはない。我々の目標はクオリティのあるリクルートを継続して成し遂げていくことだ」

また、ウッドワード氏は今冬の移籍市場で獲得したフェルナンデスがチーム立て直しのために重要なコマであると自信をのぞかせ、過去の栄光を取り戻すためにクラブが献身的に取り組んでいることを強調した。

「ブルーノとの契約と負傷者の復帰は、シーズン後半戦を迎えるオーレとチームにとって大きなブーストだ。それに、ヨーロッパリーグ、FAカップで勝ち進み、チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けてのチャンスもある。これからまだまだ多くの試合が控えている」

「しかし、クラブ首脳陣として、我々が望んでいる場所に辿り着けていないことを理解している。毎シーズンのようにプレミアリーグとチャンピオンズリーグのタイトルにチャレンジすることがこのクラブに関わる全員の最も優先すべきことだ。いつも順調にいくわけではないが、クラブの全員がこの目標を達成するために働き続けている」