リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、過剰な優勝セレブレーションを行うサポーターへ自制を求めた。

25日、2位マンチェスター・シティがチェルシーに敗れたことで、リーグ戦7試合を残してプレミアリーグ初優勝、30年ぶりのイングランド1部優勝が確定したリヴァプール。その後、新型コロナウイルスによるパンデミックが完全に終息していないにもかかわらず、多くのサポーターが市街地やアンフィールド周辺に集い、盛大に優勝を祝い合った。

しかし、花火で宿敵エヴァートンのオフィスが入るビルを“攻撃”して逮捕者が出たり、ソーシャルディスタンシングを無視したりといった問題も発生。このような行為に対して、市長のジョー・アンダーソン氏は苦言を呈し、リヴァプールも「到底受け入れられない」と非難する声明を出していた。

熱狂的で知られるリヴァプールサポーターに対して、今後はクロップ監督自らが地元紙『リヴァプール・エコー』に投書。その中で、同指揮官は「私が愛せないことは、金曜日にピアヘッドで起きたことだ。私も人間であり、君たちの情熱は私の情熱でもある。しかし、現段階で最も重要なことは、公共の場に集うようなことをしないことだ」と綴り、ファンに責任のある行動を求めた。

「私たちには、コミュニティの最も弱い立場にある人、私たちがリスペクトしてきた多くを捧げ続ける医療従事者、そしてこのようにならないためにクラブとして私たちを助けている警察や自治体への責任がある。お願いだから、安全な方法で、この忌まわしい病気をこの街に広めるリスクのない私的な環境で祝ってほしい」

「状況が違っていれば、この特別な瞬間をみんなで共有するために、一緒に祝って、昨年のチャンピオンズリーグ制覇よりも盛大なパレードをしたい。しかし今は不可能だ。COVID-19と戦うためにとても多くのことをやって来て、この努力を無駄にするなんてできない。適したときが来れば、一緒に祝おう。しかし、今はできる限り家にいてほしい」

その一方で、同指揮官はリーグ優勝を支えたサポーターへの感謝も忘れなかった。「素晴らしい街にある素晴らしいクラブの素晴らしいサポーターたちの情熱、歌、献身性、試合への理解、信念を愛している。君たちはタンクの中のガソリンで、私たちを先導し続けている」と称えた。