「NISSAN GT-R」伝説の幕開け

「東京モーターショー」の目玉はなんといっても5年ぶりに復活する「NISSAN GT-R」。事前に公開された姿は、顔とお尻に黒マスク。隠されると、ますます見たくなるのが人の心情。日産のティザー(じらし)作戦がニクイ。GT-R復活は「聖地」ニュルブルクリンクサーキットを走る映像から始まった。一斉にカメラをかまえ臨戦態勢に入るプレス。加速するスピードメーター。gooニュース取材班が見たGT-R復活の1日を紹介します。(gooニュースTMS取材班)

 「今日、10月24日は歴史的な日だよ。10年後ここにいたことはきっとすばらしい思い出になる」。どこよりも早くGT-Rの姿を伝えようと日産ブースに陣取ったgooニュース取材班に、隣に座ったフリージャーナリストの男性が話しかけてきた。

  GT-R復活とあってプレスの関心は高く、9時の開場とともに日産のブースは国内外のモータージャーナリストごった返していた。運よくシートを見つけた取材班は二席を確保。ブリーフィングが始まる午後1時50分を待つことにした。前に座る外国人プレスは、他のブースからコーヒーを調達して優雅に待っている。1時間前には身動きが取れなくなるほど人で溢れてきた。時間が迫るにつれて少しずつ緊張が高まっているように感じる。「いよいよGT-Rの姿が拝めるのか」。確かに、皆ワクワクしている、いや目が血走っている…

  ステージの両脇に広がっていたスクリーンが移動したのが始まりの合図だった。スクリーンには映像が映し出される。サーキットを攻めるGT-R。まだ覆面は取れていない。サーキットはドイツ・ニュルブルクリンク。世界一過酷なサーキットと呼ばれ、BMWやジャガーといった外国メーカー、ホンダやスバル、三菱といった国産メーカーも開発に利用するモーターファンにはおなじみの場所。往年の自動車雑誌には「ニュル最速ラップ」という文字が躍っていたが、スポーツカーブームが去り、最近はニュルという言葉を見ることも少ない。
 
「やっぱりGT-Rはニュルだ。そうこなくっちゃ」また男性がつぶやいている「よし300キロだ!」。興奮で前のめりになり、体が宙に浮いている人が多数いる。最後の直線で280キロを超え、ラップは7分38秒54。R32型スカイラインGT-Rは、ニュルで7分59秒をマーク、その一世代前のR32型とのタイム差から「マイナス21秒ロマン」というキャッチコピーが用いられていた。それよりもさらにマイナス21秒だ。日産のこだわりを感じる。「THE LEGEND IS REAL」。赤い光のメッセージとともにステージの扉が開き、光の中からGT-Rが登場した。

「日産の技術と技能を極限まで引き出し、結集させた新次元のマルチ・パフォーマンス・スーパーカー。GT-Rは、私たちの情熱の証です」。熱いゴーン社長のプレゼンを聞いているのかいないのか、ひたすらシャッターを押し続けるカメラマン。立ち上がるプレスには後ろからは「頭下げろ」の声が飛ぶ。プレゼンテーション終了後の写真撮影はさらに殺気立っていた。外国人プレスに感想を聞いてみた。「エキサイティング。アメリカやヨーロッパでも買えるようになるんだろ?」。実は、スカイラインGT-Rは一部の例外を除いて輸出されたことがなかった。NISSAN GT-Rは正式に世界で販売される。10年後に振り返ったとき、2007年10月24日は、伝説の幕開けとして刻まれれているのだろうか。発売は12月6日からだ。


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