オバマ米大統領、リビアに警告 「あらゆる選択肢を検討」と 全文翻訳

42年間独裁を続けてきたカダフィ政権に退陣を求める反体制派を政権が弾圧・殺害し、1000人以上が虐殺されているとの情報もあるリビアについて、オバマ米大統領は23日、リビアの行為は「言語道断で容認しがたい」と非難する声明を読み上げた。国際機関・国際社会と協議を深めあらゆる選択肢を探っていくと述べ、クリントン国務長官やバーンズ国務次官を欧州へ派遣すると発表した。声明を読み上げる大統領の隣には、クリントン長官もいた。(gooニュース 加藤祐子)

ホワイトハウスが発表したオバマ大統領の声明は次の通り――。

「皆さん、こんにちは。クリントン長官と私はつい先ほど、動き続けるリビア情勢状況についてミーティングを終えたところです。ここ数日間、私の国家安全保障チームは昼夜を問わず情勢を注視し続け、今後の進み方について国際社会のパートナーたちと調整を続けてきました。

第一に、私たちはアメリカ市民を保護するために全力を尽くしています。それが私にとっての最優先課題です。リビアにいるアメリカ国民に出国を促し、支援の必要な人には国務省が協力しています。そしてアメリカ人は全員、外交職員や世界各国のアメリカ大使館や領事館で働くスタッフによる、果敢な仕事ぶりに感謝すべきだと思います。この人たちはこの国とこの国の価値観の最も優れた部分を代表しています。

さて、あの地域で不安と騒乱が続く間、アメリカは自分たちの対応を導く基準として、いくつかの核心的な理念を順守してきました。これらの基本理念は、リビアの状況にもあてはまります。先週にも述べたように、私たちはリビアにおける暴力行為を強く非難します。

アメリカの人たちは、殺され傷ついたすべての人の家族や愛する人たちに、深い深いお悔やみを申し上げます。(リビアで起きている)苦しみと流血は言語道断で容認しがたい。平和的に抗議する市民を撃つぞという脅しや命令、今まで以上にリビアの人々を苦しめるという脅しや命令も同様です。これらの行為は国際規範ならびに、ありとあらゆる良識の基準に違反するものです。暴力は止めなくてはならない。

アメリカはリビアの人たちの普遍的権利も強く支持します。普遍的権利には平和的な集会の権利、言論の自由、そしてリビアの人たちが自分の運命を決定する権利が含まれています。これはどれも人権なのです。取り引きできるものではありません。どの国でも尊重されなくてはならない。そして暴力や弾圧で否定することも許されない。

今のような一触即発の状況では、世界の国々や人々がひとつの声を上げることが不可欠です。私たちはそこに勢力を集中してきました。昨日は国連安保理が全会一致で、リビアの暴力を非難しました。安保理は暴力を非難し、実行者の責任追及を支持し、リビアの人たちを支援するというメッセージを明確に発したのです。

ちなみに同じことを、欧州連合(EU)とアラブ連盟とアフリカ連合とイスラム諸国会議機構、ならびにたくさんの国が口々に言っています。北から南へ、東から西へ、皆が声を上げて、リビアの人々の弾圧を非難し、リビアの人たちの権利を支持表明しているのです。

私も政府に対し、この危機にどう対応するか、あらゆる選択肢を用意するよう指示しました。選択肢の中には、我々が独自にとるかもしれない行動や、同盟国やパートナー国と調整する行動、あるいは多国間組織を通じて実施する行動が含まれています。

全ての政府がそうであるように、リビア政府には、暴力を控え、人道支援が必要な人に届くように通行を認め、国民の人権を尊重する責務があります。その責任を果たさなかったことについて、リビア政府は責任を追及されなくてはならないし、人権を侵害し続けることの代償に直面しなくてはならない。

これはただアメリカのみが懸念しているわけではありません。世界中が見つめています。私たちは支援や責任追及の手段を国際社会と調整していきます。そのためにクリントン長官と私は、政治担当のバーンズ国務次官を欧州や(北アフリカ)地域に派遣し、複数の場所で、リビア情勢について同盟国やパートナー国との協議を進展させるよう指示しました。

加えてクリントン長官には、28日にジュネーブへ赴き、複数諸国の外相が集まる国連人権理事会に出席するよう指示しました。クリントン長官はジュネーブで各国の外相たちと地域全体の情勢について協議し、アメリカが今後も国際社会と一緒になって、リビアの政府とリビアの人たちにひとつの声で語りかけるべく、調整することになります。

その一方で、リビアの緊急事態に集中しつつも、ほかの場所で起きている出来事にも私たちは対応し続けています。チュニジアとエジプトの両方が民主主義へ平和的に移行するためには、国際社会はどうすれば最も効果的に支援できるだろうかという検討も、その中に含まれます。

なので、はっきり言います。あの地域で起きている変化は、地域の人々によるものです。この変化はアメリカやその他の外国勢力の仕業ではありません。この変化は、より良い生活を求める人々の希望を表すものです。

リビアの人がこう言っていました。『私たちはただ人間らしく生きたいだけだ』と。ただ人間らしく生きたいだけ。この最も基本的な願いこそが、この変化を突き動かしているのです。この変革の時、アメリカは常に自由のために立ち上がり、正義のために立ち上がり、全ての人の尊厳のために立ち上がります。

どうもありがとうございます」


エジプト情勢に関するオバマ米大統領の2月11日声明
エジプト情勢に関するオバマ米大統領の2月1日発言
エジプト情勢に関するオバマ大統領の2月4日発言


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