新型コロナウイルス感染拡大により、海外旅行はおろか、日常の外出すらも制限される日々。

旅好き・お出かけ好きの人は、自由に出かけられないことに対し、ストレスやフラストレーションを抱えて毎日を過ごされているのではないでしょうか。

しかし、こんな毎日にもいつかは終わりが来ます。また自由に海外旅行ができるその日まで、今はしばしの脳内トラベルを楽しみましょう。

今回は、SNSで一躍有名になった、モロッコの幻想的な青の町・シャウエンをご紹介します。

シャウエンは、モロッコ北部の地中海地方にある小さな町。地中海地方とはいっても、山あいにあるため、海の近くという感じはしません。

各地にあるユニークなメディナ(旧市街)の数々が旅人を魅了するモロッコですが、シャウエンの街並みは唯一無二。メディナ全体が「シャウエンブルー」と呼ばれる幻想的な青に染まり、一歩足を踏み入れると、おとぎの国に迷い込んでしまったかのようです。

古い城塞や高台の展望スポットがあるくらいで、決して派手な観光スポットがあるわけではないシャウエン。それでもこの町が旅人を魅了してやまないのは、シャウエンで切り取る風景のすべてがフォトジェニックで「シャウエンらしさ」を感じさせるから。

公共の水くみ場や民家のドアなど、ここに暮らす人々にとっては何気ない日常の風景でさえも、はっとさせられるほど幻想的。


これは、異世界への扉…?

写真好きの人なら、一日中シャッターを押し続けていられるでしょう。道端に無造作に置かれている塗料でさえ、なんとも絵になりますね。

どうしてこのような青い町並みが生まれたのか、不思議に思う方もいるかもしれません。

シャウエンの町が青い理由 ― それには「昔シャウエンにはユダヤ人がたくさん暮らしていて、青はユダヤ人を象徴する色だから」「強い日差しが家の中に反射しないようにするため」「虫除けの効果がある」など、諸説あります。

しかし、地元の人によると「25年前くらいまではどの家も白く塗られていたけど、青いペンキで塗った家が評判になり、みんなが真似をした」という説も。本当のところははっきりしませんが、どのような経緯であれ、青く染まったシャウエンの町並みが特別なことに変わりはありません。

シャウエンを訪れて気づくのは、この町の人々のフレンドリーさ。もともとモロッコにはフレンドリーな人が多く、それが行き過ぎて日本人バックパッカーのあいだで「世界三大ウザイ国」などと呼ばれたりすることもあるのですが、シャウエンの人々のフレンドリーさには、強引さがありません。

フレンドリーだけれども、穏やかで人々の素朴な温かさが感じられるのです。おとぎの国のような風景はもちろんのこと、旅の疲れを癒すように、安心してのんびりと羽を伸ばせる。そんな優しい空気感もシャウエンの魅力です。

町を一通り見るだけなら、半日あればこと足りるシャウエンですが、この町の美しさと優しさを最大限感じるには、ぜひ宿泊をおすすめしたいところ。シャウエンには、可愛らしいプチホテルがたくさんあります。

しかも外観が「青」とくれば、シャウエンらしさ満点!青いホテルに泊まって、シャウエンでの時間を存分に楽しんではいかがでしょうか。