新型コロナウイルス感染拡大により、海外旅行はおろか、日常の外出すらも制限される日々。

旅好き・お出かけ好きの人は、自由に出かけられないことに対し、ストレスやフラストレーションを抱えて毎日を過ごされているのではないでしょうか。

しかし、こういった毎日もいつかは終わりが来ます。また自由に海外旅行が楽しめるようになるその日まで、今はしばしの脳内トラベルを楽しみましょう。

世界にはまだ見ぬ絶景がたくさん!「コロナ後」に見たい絶景スポットとして、今回はドイツのライン河畔の町・ボッパルトをご紹介します。

ボッパルトは、ドイツ西部のラインラント=プファルツ州にあるライン川沿いの町。日本のガイドブックではほんの小さく取り上げられている程度ですが、ボッパルトの高台から見られるライン川の大蛇行は、ライン川有数の絶景です。

「ドイツ観光」といえばライン川クルーズを思い浮かべる方も多いと思いますが、ボッパルトにはライン川クルーズの停留所もあり、途中下船しての観光にもぴったり。

ライン川沿いには、シックなたたずまいの建物が並び、フランス的な優雅な雰囲気が漂っています。旧市街には、後期ロマネスク様式の聖セヴェルス教会やドイツらしい可愛い木組みの建物などが並びます。

派手さはないものの、優しく美しい町並みがボッパルトの魅力。

しかし、ボッパルトで一番の絶景は丘の上からの風景。高台にある展望台「ゲデオンスエック(GedeonsEck)」からは、ライン川で最大の蛇行ポイントが見られるのです。

ゲデオンスエックへ行くには、町外れから出るチェアリフト(Sesselbahn Boppard)の利用が便利。ライン川クルーズの桟橋から、徒歩15分ほどのところにあります。

どこか懐かしい雰囲気のレトロなチェアリフトは、20分かけて232メートルの高さまで、ゆっくりとのぼっていきます。

20分と聞くと長いようですが、のぼっているあいだもライン川の風景を楽しむことができますし、のんびりと流れる時間に身を任せるのも心地よいものです。

チェアリフトの終点に着いたら、「GedeonsEck」の看板を目印に、いざ展望台へ。

5分ほど歩いてたどり着いた展望台からの景色は、まさに「雄大」という言葉がぴったり!「ライン川の大蛇行」と呼ばれる通り、ダイナミックにうねるライン渓谷が描く見事な円形に圧倒されます。

自然の絶景は数あれど、これほどまでに自然の造形美とエネルギーを感じる風景は珍しいもの。こんな風景を目にすれば、理屈抜きで「ボッパルトに来てよかった!」「ドイツに来てよかった!」と思えることでしょう。

ドイツでは「父なる川」と呼ばれるライン川を、ゆっくりと行き交うクルーズ船や貨物船。数百年間ほとんど変わらないであろうその風景を見ていると、ちっぽけな人間の営みを包み込む、大河の包容力を感じます。

ゲデオンスエックにはレストランもあり、暖かい日は、ライン川の大蛇行を見下ろしながらテラス席で食事やドリンクを楽しみましょう。せわしない日常から離れ、悠然たるライン川を見下ろしながらのランチタイムやカフェタイムは格別。

息を呑むような自然の絶景を眼下に、いつまでも忘れられないひとときを過ごしてみませんか。