三冠ヘビー級&世界タッグ5冠王者・諏訪魔が24日、神奈川・横浜市の全日本道場で会見。三冠王座最多戴冠記録を更新する7度目の戴冠を果たし、自身2度目の5冠も達成した諏訪魔は「横浜スタジアムでプロレスやりてぇななんて思うよね」との夢をぶち上げ、2年後の全日本50周年へ向けて「新しい全日本プロレスを総出で作り上げていくべき」と使命感を燃やした。

 諏訪魔は2・23後楽園大会で宮原健斗との大激闘に勝利し、2年5ヵ月ぶりに三冠ベルトを奪取。最多戴冠記録を更新する7度目の戴冠を果たすと同時に、石川修司との暴走大巨人で保持する世界タッグ王座も併せ、2013年10月以来、自身2度目となる5冠制覇も成し遂げた。

 まさに「全盛期」を証明する大勝利。一夜明けて激闘の代償としてダメージを引きずってはいるものの、「ギリギリのところで宮原に勝つことができて、三冠獲り、5冠を達成。大仕事をしたなっていう感じですね」と達成感を味わっている。それは相手が宮原という強敵だったのも大きい。「宮原があそこまでプロレスを三冠王者としての戦い方が確立されてたっていうのは物凄く俺自身も驚いた」と評した諏訪魔は、これまで「クソガキ」呼ばわりしてきた最高男のことを「やっぱあいつは全日本プロレスの顔だなって。みんなそう思ってみてるだろうし、そう言ってる意味もわかった」と認めた。

 一方で自身は「まだまだ顔だぞっていうところもアピールとなったし、これから象徴としてやっていかなきゃいけないなっていう心構えでいますね」と責任感に燃えている。「全盛期の最高の形だよね。全盛期=5冠なんだっていう。絶頂の時にある」との実感があり、「できるだけ長くそこも挑戦していきたいなと、保持することに対して」と5冠王としての長期政権を誓うばかりだ。

 直近のテーマは4月6日に開幕する『2020 Champion Carnival』で12年ぶり2度目の優勝を飾ることだが、すでに諏訪魔はその先を見据えている。2年後の2022年に全日本は創立50周年を迎える。「昨日の三冠戦が50周年を迎えるにあたっての一つの節目になったんじゃないかなと。50周年に動き出す三冠戦になったんじゃないかなと思いますね」と言い切った諏訪魔は50周年の成功を「俺の使命」としたうえで、「俺もそうだし、宮原もいるし、相方の石川選手もいるよね。で、ゼウス選手もいるし、ジェイクもいる。いっぱいいるんですよね、タレントが。だから50周年に向けて新しい全日本プロレスを総出で作り上げていくべき」と節目までに今現在の全日本像を確立させる構えをみせた。

 50周年を迎える前に、諏訪魔には大きな夢がある。これまでまちおこしプロレスなどでお寺、市場、教習所など屋外会場で何度も興行を手掛けてきた諏訪魔だけに、「今このご時世だから、これからどんどんまた屋外のプロレスもいいかなと思うんだよね」としたうえで、「夢は横浜スタジアムでプロレスやりてぇななんて思うよね」とぶち上げた。横浜スタジアムをホーム球場とするプロ野球・横浜DeNAベイスターズでかつて企画、演出を担当したこともある五十嵐聡氏が全日本の副社長を務めており、パイプもある。その大きな夢をいつの日か実現させるためにも、諏訪魔は5冠王として全日本をさらに高めていく覚悟だ。

【会見の模様】
▼諏訪魔「昨日はですね、30分以上の戦いとなったんですけど、ギリギリのところで宮原に勝つことができて、三冠獲り、5冠を達成。大仕事をしたなっていう感じですね。朝起きても体痛いし、夜も全然眠れなかったし。自分自身の興奮が冷めやらぬで。少しだけ寝て起きてもやっぱ体痛いし、まだ試合が続いてるんじゃないかなって感じですね。振り返ってみたら、やっぱ宮原があそこまでプロレスを三冠王者としての戦い方が確立されてたっていうのは物凄く俺自身も驚いたというか、やっぱ凄ぇなって思ったよね。クソガキだとか、そういうものじゃないね。そこが一番印象に残ったかな。やっぱあいつは全日本プロレスの顔だなって。みんなそう思ってみてるだろうし、そう言ってる意味もわかった。俺自身もね、昨日勝って全日本プロレスの顔で、まだまだ顔だぞっていうところもアピールとなったし、これから象徴としてやっていかなきゃいけないなっていう心構えでいますね。改めてベルトをみた時に、責任感というかね。そういうものが出てきちゃうなぁって感じですね。ただ、俺自身の普段のスタイルがありますからね。そこはどんどんスキャンダラスにいくって俺決めてるからね、今年は。どんどん話題を生み出したいなと思います」

――最多戴冠記録となる7回を更新し、2度目の5冠を達成したが?

▼諏訪魔「5冠って2回目。前にいつだったかな。新潟の三条でやりましたよね。その時以来なんで、うれしいですよね。これ以上何やればいいんだって思っちゃうんだけど(苦笑)、うれしいよね。またベルトが今回違うんですよね。三冠が一本になってという形での5冠なんでね。これもうれしいし。また、(前回の)5冠って短いんだよね、期間が。そこは大変なことなんで、できるだけ長くそこも挑戦していきたいなと、保持することに対して。そう思いますね。ただ、5冠になって責任感がのしかかってくるわけなんだけど、そこを全部背負って小さくなったってしょうがないわけだから、そこはどんどん波紋を起こせるようにね、チャンピオン像を作っていきたいなと思います」

――全盛期を証明した形となったが?

▼諏訪魔「そうだね。全盛期の最高の形だよね。全盛期=5冠なんだっていう。絶頂の時にあるんで、それは全盛期を証明中だという感じです。3本のベルトも馬場家にいって、また3本のやつだけ写真でも撮らせてもらおうかな(笑) この三冠のベルトが前の3本と対面するところも見てみたいしね。当然このベルトも価値がありますよ。これから歴史を積み重ねていかなきゃさ。そのためのベルトですからね。未来を作るためのね。未来を作るっていうのであれば過去も振り返る、過去も大事にしなきゃいけないんですよね。そういうことも行動で示していけたらいいのかなと思いますね」

――石川選手との究極の5冠戦に近づいたが?

▼諏訪魔「それは俺自身のわがままでもあるんだけど、究極の5冠戦やりたいよね。そのために今があると思うんでね。それと今、何やればいいかなって言ってたけどさ、俺の中でできてきてることなんだけど、昨日も話したんだけど、全日本プロレスがあと2年で50周年を迎えるんでね。50周年って凄いことだなと思うし、その50周年を成功させたいなというのがまだぼんやりとしか俺の中ではないんだけど、そういう気持ちがありますね。それが俺の使命でもあるのかな。また、昨日の三冠戦が50周年を迎えるにあたっての一つの節目になったんじゃないかなと。50周年に動き出す三冠戦になったんじゃないかなと思いますね。過去にはさ、全日本プロレスは鶴龍があったし、四天王の激しい試合の頃もあったし、物凄い時代があったんですよね。ただ、今の全日本プロレスを見た時に、俺もそうだし、宮原もいるし、相方の石川選手もいるよね。で、ゼウス選手もいるし、ジェイクもいる。いっぱいいるんですよね、タレントが。だから50周年に向けて新しい全日本プロレスを総出で作り上げていくべきなんだろうね。そう思いますよ」

――これで三冠王者としてチャンピオン・カーニバルに出場することになったが?

▼諏訪魔「チャンピオンとして優勝したいですね。どうなるのか。きついんですよ、チャンピオン・カーニバルって。昨日の三冠戦は休み明けで、ピンポイントにコンディション上げていくというのは結構得意なんで、だから昨日いい結果になったのかなと思うんだけど。チャンピオン・カーニバルは毎日のようにタイトルマッチみたいな試合が続くわけなんですよね。そう考えるとコンディション作るの大変だなと思うし、体もたねぇんじゃねぇかなというのは正直ビビってるところでもありますね」

――Bブロックにエントリーされたが気になる選手はいる?

▼諏訪魔「誰がいるかわかんねぇ。いつもわかんねぇ。調べてないよ。三冠戦集中してたからわかんないよ」

――最近、激しくやり合ってきたジェイク選手、初参戦のデイビーボーイ・スミスJr.選手もいます

▼諏訪魔「みてねぇもん。わかんねぇ。ここから研究しますよ。研究しとかないとやばいものがあるんで。昨日のことばかり考えてたからさ、頭の中は今真っ白だな」

――反対ブロックにはノアの杉浦選手もいるが、優勝するのは所属でなければいけない

▼諏訪魔「そこは絶対でしょうね。今度ノア行くんだよ俺。そういえば。何かあるかもね。喧嘩売ってきて始まったらどうしようかね」

――当初は三冠戦前に乗り込む予定だった

▼諏訪魔「そうなんだよね。いろんな事情があるからね。まぁ何かまた起きるんじゃねぇかな。それと今このご時世だから、これからどんどんまた屋外のプロレスもいいかなと思うんだよね。それをやるにあたってウチの副社長(五十嵐聡氏)がいるわけだからさ。夢は横浜スタジアムでプロレスやりてぇななんて思うよね。俺の夢ですね、それは。50周年とはまた別だよ。夢は大きくだね」