『GRAND SLAM in 後楽園ホール』東京・後楽園ホール(2020年3月25日)
真霜拳號復帰戦 滝澤大志&本田アユムvs真霜拳號&十嶋くにお×

 真霜が1年ぶりに復帰して、遂に2AW初登場。復帰戦を勝利で飾れなかったものの、2AWマットの現状に「ヌルい」「期待外れ」「熱がない」と不満を爆発させた。

 真霜は昨年3月から「右肩腱板損傷・神経損傷」のため長期欠場を続けてきたが、1年ぶりに復帰。昨年6月に旗揚げした2AWのリングに初めて立った。対戦相手は2AWを牛耳るユニット・Tempestの滝澤&本田。真霜はTempestに反旗をひるがえした同期の十嶋と組んで久しぶりの試合に臨んだ。

 滝澤たちに奇襲を受けた真霜だったが、気持ちで下がらず。トラースキックやキチンシンクなど欠場前と変わらぬ鋭い足技を滝澤に浴びせて挽回した。しかし、本田の介入に遭い、右肩を攻め込まれると失速。滝澤たちに代わる代わる右肩を狙われると、何度も悲鳴を上げた。それでも真霜は本田のミドルキック連打で右腕を打ち抜かれても、「来いよ、オラ」と闘志むき出しで抵抗。脇固めを耐え抜き、絶叫とともにランニングローキックをぶち込んで自力でピンチを切り抜ける。

 同期を援護したい十嶋が奮闘して試合を立て直すと、真霜が再び登場。本田の張り手を受け止めたうえで、ニーリフトを乱れ打つと、無道(変型羽根折り固め)に捕獲する。またも右肩を狙われると守勢に回り、滝澤のダブルチョップや逆水平、ブレーンバスターを食らってしまうが、痛む右肩を気にせず逆水平合戦で応戦。滝澤の強烈な連打で胸板を赤く腫らしたものの、ジャンピングハイキックでお返しした。

 その後、控えに回った真霜だったが、十嶋が滝澤を回転十字固めで丸め込むと、ランニングローキックを突き刺して好フォロー。本田を分断して勝負を十嶋に託す。その気持ちに応えようと奮戦した十嶋だったが、滝澤はバックドロップを押し潰して活路を開くと、ラリアット、タイガードライバーと一気に畳みかけて3カウントを奪い取った。

 復帰戦を勝利で飾れなかった真霜だったが、滝澤に握手を求める。滝澤は応じなかったものの、拍手を送りながら去っていった。試合後、「いや、疲れるねえ、久々のリングは」とこぼした真霜だったが、「でもさ、ちょっとヌルいんじゃない? 1年ぶりだよ、こっちは。どうなってんの? もっとガンガン来てさ、俺がいない間に入れ代わっているってところを見せてくれよ。ちょっと期待外れというか、やり足りないね、こんなもんじゃ」2AWマットの現状に不満を爆発させた。

 右肩の状態はまだ万全とはいかないようだが、「まだ肩は痛いよ。でも、試合してたら気にならないかな。身体が温まって、試合をして、今は全然痛くない。全然動くよ。試合前にちゃんと上がらなかったのが上がるもん。試合をしたほうが調子いいよ」とこれから少しずつ調整していく構えだ。

 不在だった期間にユニット・凶月は事実上解散。代わって浅川や滝澤が所属するTempestが生まれたが、現状に不満しかない真霜は「僕はTempestじゃないです。まったくそんな話を聞いてないし、俺は凶月のつもりで」と距離を取るつもり。もちろん傍観する気はさらさらなく、「ここからですよ、僕は。2AWはなんか全然ヌルいからさ。熱がないんだよな。このあとの試合を見させてもらうよ。それ次第で俺の今後は決まる」と新たな動きを示唆した。

【試合後の真霜】
▼真霜「いや、疲れるねえ、久々のリングは。でもさ、ちょっとヌルいんじゃない? 1年ぶりだよ、こっちは。どうなってんの? もっとガンガン来てさ、俺がいない間に入れ代わっているってところを見せてくれよ。ちょっと期待外れというか、やり足りないね、こんなもんじゃ。なんだろうなあ。思っていたより厳しくないっていうか、ヌルいっていうか。足りないよ。他のヤツは知らないけど、少なくとも今日の2人は全然足りない」

――怪我の状態は?

▼真霜「痛いっすね。まだ肩は痛いよ。でも、試合してたら気にならないかな。身体が温まって、試合をして、今は全然痛くない。全然動くよ。試合前にちゃんと上がらなかったのが上がるもん。試合をしたほうが調子いいよ。ここからですよ、僕は。2AWはなんか全然ヌルいからさ。熱がないんだよな。このあとの試合を見させてもらうよ。それ次第で俺の今後は決まる」

――真霜選手がいない間にTempestができたが、真霜選手はあくまで凶月?

▼真霜「そうですね。僕はTempestじゃないです。まったくそんな話を聞いてないし、俺は凶月のつもりで。なんだったら、今日は凶月の旗を持っていこうかなと思っていたんで。まあ、十嶋も『凶月はいいんじゃない?』って。だから今日のところはと思って。ここで相手2人の反応とか、他のレスラーの反応次第ではもしかしたらと思う。ただ、俺はまだ凶月が続いていると思ってます」