『“NOAH Stay Together"SHOWDOWN 〜SUGIURAGUN vs KONGO〜』ノア特設アリーナ(2020年5月3日配信※TVマッチ)
「杉浦軍vs金剛」6対6イリミネーションマッチ ○[金剛]拳王&マサ北宮&稲村愛輝&征矢学&覇王&仁王vs杉浦貴&桜庭和志&レネ・デュプリ&大原はじめ&NOSAWA論外&吉岡世起[杉浦軍]×

 拳王と桜庭の“一騎打ち"が「杉浦軍vs金剛」イリミネーション戦で実現。緊張感あふれる攻防の末に、まさかの丸め込みで桜庭を破った拳王は、テレビカメラに向かって「Stay Together」を叫んだ。

 新型コロナの影響下でも、無観客のTVマッチで“リングの時"を刻み続けるノア。5月最初の配信(ABEMA)マッチとなったこの日は「杉浦軍vs金剛」の軍団対抗戦が行われ、シングル6番勝負と6対6イリミネーション戦で徹底的に両軍がしのぎを削った。

 シングル6番勝負は、杉浦が金剛新加入の征矢を破ってボス自ら“決勝打"を放ったが、イリミネーション戦で反攻の決勝打を放ったのは金剛を率いる拳王だった。

 リング上に12人が集っても、20分近く失格者が出ない白熱の展開となったが、25分すぎからオーバー・ザ・トップロープなどで失格者が続出。熱戦が40分近くに迫ったところで、最後まで残ったのは拳王と桜庭だった。

 イリミネーション戦ではあるものの、拳王と桜庭の“一騎打ち"が無観客のTVマッチで実現。元日本拳法・世界王者の拳王が打撃で揺さぶりをかければ、すかさず桜庭もテイクダウンからグラウンドへ。拳王も桜庭に“コントロール"されずに逃れ、無観客でも得も言われぬ緊張感がリングを包んだ。

 その後は桜庭がアキレス腱固めで絡め取ったものの、負けじと拳王もフェイントを見切って右ハイキックを発射。ガードの上からでもダメージを与えるや、すかさず蹴暴からのPFS(ダイビングフットスタンプ)で急降下した。

 だが、桜庭も回避。逆に不時着した拳王の足を絡め取って足4の字固めへと移行だ。必死に拳王もロープに逃れたが、ならばと桜庭は逆十字固めを狙う。クラッチでガードしながら拳王が上体を起こしたところで、桜庭は下からの三角絞めに変化しようとしたものの、拳王はそこを強引に押さえ込んで、3カウントをもぎ取った。

 拳王がまさかの“丸め込み"で桜庭を撃破。シングル6番勝負では杉浦軍に屈したが、結束が問われるイリミネーション戦では金剛を勝利に導いた。

 ともあれ、ある意味“通常興行"以上の豪華カードが無観客のTVマッチで続々実現中のノアマット。取材陣も大会3日前からの検温報告が義務付けられ、撮影スタッフ全員が防護服着用の“厳戒態勢"だったが、今宵は杉浦軍と金剛が“Stay Home"を余儀なくされているファンにカメラ越しの熱を届けた。

 この日の配信大会名は『NOAH Stay Together』。テレビカメラに向かって金剛阿吽(あうん)の隊列を組み、締めのマイクを握った拳王は「NOAH Stay Together。俺たちは時を止めないぞ。これを見ているクソ野郎どもに新しいプロレスを、今生きているプロレスを見せ続けるぞ。いいか! 今はな、少し娯楽も少なくなってきているかもしれねえけどな、俺たちを見ろ! 今生きているプロレスリング・ノアを見ろ! そして、俺たち金剛を見ろ!」と訴えかけ、「最後によく聞け。いいか、NOAH Stay Together、金剛 Stay Together。俺たち金っっ剛に………ついてこい!」。

 ともに留まり、ともに闘う。人類が未曾有の敵と闘うなか、最後はメッセージのこもった“拳王節"が静寂のアリーナに響き渡った。

【試合後の拳王ら金剛】
▼拳王「今、“時が止まってる"ことが多々あるよな。だがな、プロレスリング・ノアはな、時を止めないぞ。俺たち金剛はな、時を止めないぞ。プロレスリング・ノアのリングを金剛のごとく、ダイヤモンドのように、これからも時を止めずに輝かせていくからな。そして! NOAH Stay Together。(※TVカメラに向かって)これを見てるクソヤローども。俺たちはな、いつも一緒にいるんだぞ? 金剛! NOAH Stay Together。お前らクソヤローどもと考えてること、強い信念は一緒なんだぞ? これからはな! 俺たち金剛がプロレスリング・ノアのリングをさらに輝かせていくからな。これからはな! 俺たち金っっ剛に………ついて来い!」

▼北宮「帰るぞ!」

▼稲村「はいっ!!」