『GHC NATIONAL CHAMPIONSHIP SUGIURA vs NAKAJIMA』ノア特設アリーナ(2020年5月9日配信※TVマッチ)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 HAYATA&YO-HEYvs小川良成&鈴木鼓太郎(無効試合)

 GHCジュニアタッグ王者のHAYATAが防衛戦中に相棒・YO-HEYを裏切って王座返上を宣言。RATEL'Sを裏切って小川&鼓太郎と合体し、怒りのタダスケがYO-HEYと組んでの王座決定戦を要求した。

 GHCジュニア王座戦(4・19放映のTVマッチ)で和解してタッグ再結成となった鼓太郎と小川が、約半年ぶりの王座返り咲きを狙った一戦。迎え撃ったRATEL'Sの“夫婦タッグ"HAYATA&YO-HEY組にとっても、二人に敗れたグローバル・ジュニアタッグリーグ戦優勝決定戦(昨年6月)のリベンジマッチの意味合いがあった。

 鼓太郎&小川の師弟コンビが“雨降って地固まった"勢いで主導権。夫婦タッグもHAYATAがYO-HEYの窮地を献身的に救い続けて決定打は許さない。逆にYO-HEYの顔面G&HAYATAの水面蹴りの合体攻撃で鼓太郎を追い込むや、HAYATAが小川をコーナーに押し込んで分断だ。すかさず好機とみたYO-HEYが正調・顔面Gからのスーパー顔面Gにつなげて見事逆転3カウント……かと思われた。

 カバー中のYO-HEYをトラースキックが襲う。放ったのは相棒であり“嫁"であるHAYATAだった。セコンドに就いていた原田大輔、タダスケが狼狽(ろうばい)するなか、HAYATAは何の迷いもなく小川とともにYO-HEYを暴行すると、グータッチを交わして合体をアピールした。

 1対3で試合不成立と判断した中山真一レフェリーが即座にノーコンテスト(無効試合)裁定を下すなか、ようやく状況を理解した原田とタダスケがリングに飛び込んで乱闘に発展だ。それでもHAYATAは小川と息のあった動きで原田とタダスケを返り討ちにし、RATEL'S脱退、YO-HEYとの“離婚"、小川&鼓太郎との合体を無言のうちに強弁。そして珍しくマイクを握って「ベルトは…返上や!」とGHCジュニアタッグ王座の返上を宣言した。

 失意のYO-HEYに代わって、去りゆく小川とHAYATAに怒りの声を上げたのはタダスケ。「全部説明せえや! どうするんじゃ!? 逃げるのか? 自分勝手なことしやがって。次は俺と試合せえ…いや、俺とYO-HEYと試合せえ! お前らが勝手に返上したベルトを懸けて、王座決定戦や。逃げんなや! 俺らと試合せえ!」と叫びながら要求したが、柳に風で涼しげに退場した小川は「“こういうこと"だよ」とだけ残して控室へと消えた。

 ベルトと“嫁"を同時に失ったYO-HEYは「怒ったらいいんか、悲しんだらいいんか正直、全然意味分からん」とバックステージでもしばらく整理がつかない様子だったが、徐々に前向きさを取り戻すと「ペロンペロンのお調子モンのYO-HEYちゃんをナメんほうがエエ。アイツ(HAYATA)がそれを一番分かっとるかもしれん、でもそれをトコトン味わわせてやるから! ぶっ潰します、アイツ」と、タダスケと組んでのHAYATA制裁を決意した。

 一方でRATEL'Sのボス・原田は意味深行動。HAYATAへの怒りをぶちまけたうえで、「もう、このRATEL'Sも…ええやろ」と着ていたRATEL'S・Tシャツを脱ぎ、床に投げ捨てた。

 原田、YO-HEY、タダスケは共闘を継続するが、これを今まで通り『RATEL'S』と呼ぶのかどうかに疑問符が現れた形。とにもかくにも急展開続きのノアジュニア。一瞬でも目を離すと置いていかれる“混とんっぷり"に、さらなる拍車がかかっている。


【試合後の鼓太郎&小川&HAYATA】
――これは一体…

▼小川「(※HAYATAを示しながら)“こういうこと"だよ!」

――話ができていたということ?

▼小川「“こういうこと"だよ!」

▼HAYATA「……同じや!」


【試合後の原田&YO-HEY&タダスケ】
▼原田「おいHAYATA! フザけんなよ! 俺ら裏切ってどういうつもりやコラ。ナメんな! これから俺たちがな、思いっきりアイツを成敗したるからな。フザけんなHAYATA! 次、俺が行きたいけどな。タダスケとYO-HEYがやってくれるから俺は任せるぞ。だがな! 次、俺と当たった時は容赦せえへんからな!HAYATA! もう、このRATEL'Sも…(※おもむろにRATEL'S・Tシャツを脱ぎ)もうええやろ。とりあえず覚えとけよ、HAYATA。この落とし前、ガッチリつけたるからな!」

▼YO-HEY「……今、正直…何が起こっとるか頭の中パッパラパーになって、全然整理でけへんねんけど、ひとつ言えることは嫁?…いやHAYATAが裏切ったと。もう俺らと仲間じゃないと。俺ら夫婦も……離婚やと。…ということだけは分かっとる状態で。怒ったらいいんか、悲しんだらいいんか正直、全然意味分からんけど、俺にはまだ仲間が…こんな素晴らしい仲間がおるんや! RATEL'Sも、もう終わりかしらんけど、俺らは強い絆で結ばれてる同志やから。ちょっと次の試合に向けて、頭整理して、ボコボコにしたらいいだけの話でしょ? HAYATAを、あいつらをボコボコにしたったらエエだけの話やから。しっかり気持ち切り替えて。ペロンペロンのお調子モンのYO-HEYちゃんをナメんほうがエエ。アイツ(HAYATA)がそれを一番分かっとるかもしれん、でもそれをトコトン味わわせてやるから! ぶっ潰します、アイツ」

▼タダスケ「おい! 次…ホンマに絶対ベルト懸けてボコボコにしたるからな!!」