Ben-K&ストロングマシーン・J&ドラゴン・ダイヤのDRAGON GATE世代が吉野正人&ドン・フジイ&神田裕之の闘龍門世代を退け、オープン・ザ・トライアングルゲート王座初防衛に成功。R・E・D勢の乱入もあってダイヤにピンフォール負けを喫した吉野は「残りのプロレス人生かけて、俺の体が壊れるまで、あいつらととことんやったるわ」とR・E・DとDRAGON GATE世代に宣戦布告した。

 トライアングル王座挑戦を表明していた闘龍門世代トリオだったが、新型コロナウイルスの影響による大会自粛に突入したことでベルト挑戦がなかなか実現せず。表明から3ヵ月を経たこの日、無観客のTVマッチでようやく挑戦にこぎつけた。2・28大阪大会でドラゴン・キッド&斎藤了&新井健一郎を破って第68代王者となったBen-K&マシーン・J&ダイヤは初防衛戦となった。

 年内引退が決まっている吉野は不退転の覚悟を胸に秘めて臨んだ。115キロに増量したBen-Kのパワーに押され、ショルダータックルでなぎ倒されたが、キャリアの浅いダイヤに的を絞ってフジイ&神田とともに集中砲火。終盤にはBen-Kのミサイルキックを吉野が自爆させると、闘龍門世代が勝機を迎えた。神田がマンハッタンドロップ、フジイが延髄ラリアット、神田がジョン・ウー、フジイがラリアットと怒とうの猛攻。ダイヤが飛び込んでもフジイがチョークスラムでBen-Kに投げつけ、神田がダイビングエルボードロップで追撃すると、吉野がトルベジーノからのソル・ナシエンテでBen-Kを捕らえた。

 これをしのいだ王者チームは神田に照準。マシーン・Jがパワースラムで叩きつけ、ダイヤが619、ファイアーバードスプラッシュで攻め立てる。Ben-Kはキャンディマジックをしのぐとジャーマンを敢行。リングを往復してのスピアーで勝負に出たが、ここでR・E・DのEita、ハルク、清水が乱入してきた。吉野が連続串刺し攻撃の餌食となり、Eitaのトラースキックとハルクの顔面蹴りのサンドイッチ攻撃を被弾。Eitaのベルト攻撃こそ清水に誤爆させたが、そのスキにダイヤがレプテリアンラナで飛びついて吉野から3カウントを奪った。

 混戦模様となった中、DRAGON GATE世代トリオがトライアングル王座初防衛に成功した。暴挙を働いたR・E・D勢だが、あくまでも狙いはEitaのドリームゲート王座獲り。王者・土井成樹から次期挑戦者に指名されたEitaはベルト譲渡を迫りつつ、吉野の即引退を条件にタイトルマッチを受ける構えもみせている。Eitaは「待ちに待ったトライアングルゲートに挑戦できてよかったなオイ。しかもよ、お前、こんな雑魚に負けたんだぞ。お前はな、もうレスラーとしての価値なんてねぇんだよコラ!」と吉野を嘲笑し、「お前が引退すれば土井はよ、この俺とタイトルマッチができるんだ。土井のためにもよ、早くこのリングから消えろよコラ!」と改めて迫った。

 これには吉野も収まらない。「俺は今日、このプロレス人生において最後の挑戦と思ってベルト巻くのも最後と思って」との決意で挑んだからだった。現役最後となるかもしれないベルト獲りを逸した吉野は「挑戦表明してから今日まで物凄く待ちましたよね。状況が状況やからそれはしょうがないにしても、ようやく我慢して我慢して、ここまでたどり着いたのに、何のためにこの数ヵ月みんな苦しい思いして我慢してきたと思ってんねん」とR・E・Dに対する怒りを爆発。「あいつらが入ってこようがどうしようが、最後獲られたのは俺やから、そこはフジイさんと神田さんに申し訳ないです」と負けを認めたものの、これで腹をくくった。「YAMATO、KAI、お前らも一緒やぞ。俺が引退するまでお前ら、俺のプロレス人生かけて追い込んだるから、よう覚えとけや」とR・E・DとDRAGON GATE世代に向けて宣戦布告すると、「俺にはもう時間がないんや。残りのプロレス人生かけて、俺の体が壊れるまで、あいつらととことんやったるわ」との覚悟を示した。

【吉野の話】「いやぁ、ホンマにこの挑戦が…挑戦表明してから今日まで物凄く待ちましたよね。結局、挑戦表明したものの、状況が状況やからそれはしょうがないにしても、ようやく我慢して我慢して、ここまでたどり着いたのに、何のためにこの数ヵ月みんな苦しい思いして我慢してきたと思ってんねん。まぁ、どうあれ、あいつらが入ってこようがどうしようが、最後獲られたのは俺やから、そこはフジイさんと神田さんに申し訳ないです。クソー。Eitaはね、土井ちゃんとのタイトルマッチの件から、それ以前からあいつらとはハルクも清水もそうやし、YAMATOもKAIもこの戦いに加わってたけど、何やYAMATO、のん気に解説かコラ。あの状況をみてリングに上がってもけぇへんのか? マイクの一言もしゃべられへんのか? それやったらな、お前らはこの戦いに入ってくんな。俺一人でR・E・Dとやったろうやないか。俺にはもう時間がないんや。残りのプロレス人生かけて、俺の体が壊れるまで、あいつらととことんやったるわ。外野で見とくんやったら、それで結構」