『全日本プロレス中継2020 #7.5〜ターニングポイント〜』(2020年6月28日放送)
○羆嵐&児玉裕輔vsジェイク・リー&岩本煌史×

 陣vsEnfants Terriblesのダブル前哨戦は羆嵐がジェイクの眼前で岩本を粉砕し、「ここのリングでテッペンを獲るために、まずはジェイク・リーに踏み台になってもらうよ」と一騎打ちへ向けて通告した。

 ジェイク狩りを宣言した羆嵐は6・25TVマッチでTAJIRIに勝利した試合後のジェイクを襲撃。両者の一騎打ちが6・30TVマッチで実現することになった。この日は羆嵐が児玉、ジェイクが岩本とそれぞれ組んで激突。児玉と岩本も6・30TVマッチでの世界ジュニア王座次期挑戦者決定戦を控えており、ダブル前哨戦となった。

 2日後の決戦へ向けて両軍は激しくせめぎ合った。児玉と岩本がエルボー合戦で火花を散らし、ショルダータックルで岩本が先手を取ったものの、羆嵐が介入して鎮圧。代わる代わる集中砲火を浴びせた。岩本がブレーンバスターで羆嵐の巨体を投げ、ジェイクがフロントハイキック、サイドスープレックス、サッカーボールキックで巻き返そうとしたが、バックドロップは決められず。羆嵐がアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。逃れたジェイクが蹴りの雨を降らせても、羆嵐はラリアットを振り抜いて応戦した。

 そして児玉と岩本が再びエルボー合戦で渡り合い、岩本がニーアッパーを見舞えば、児玉もカウンターのドロップキックを突き刺して譲らず。羆嵐がジェイクのジャイアントキリング、岩本のジャーマンで攻め込まれて守勢に回ったが、児玉が延髄斬りで援護射撃。すかさず羆嵐がラリアット、埼玉に乾杯でたたみかけると、児玉に分断されたジェイクの眼前でダイビングセントーンを発射して岩本から3カウントを奪った。

 ダブル前哨戦はEnfants Terriblesに凱歌が挙がった。試合後、岩本を介抱するジェイクを指差して勝ち誇った羆嵐。「ここのリングでテッペンを獲るために、まずはジェイク・リーに踏み台になってもらうよ」と通告し、「俺も芦野に負けてらんねぇからよ。存在感残していくよ。これからシングル戦線で」と三冠ベルト初挑戦を決めた同期・芦野への対抗意識ものぞかせながら宣言した。

 本番2日前に屈辱的な敗戦となった陣。ジェイクは「イケメンは嫌いだ? そして、俺を何だか踏み台にして、もっと上のヤツらとやってやるとか? 舐めんじゃねぇぞ」と羆嵐に向かって言い放った。ここまで大森、ヨシタツ、石川、TAJIRIとシングルマッチ4試合を消化し、「やってきたことは俺は派手じゃないけど、徐々に徐々に積み重ねていって、俺はもう見えているんだ。自分自身の近い未来のビジョンがな」と進化を実感。だからこそ、「羆嵐、イケメン狩りはお前には無理だ。俺を、全日本プロレスを舐めんじゃねぇぞ」と断言してみせた。

 対Enfants Terriblesで苦杯をなめ続けてきた感のある岩本は児玉との初シングルで失地回復を図る。しかも世界ジュニア王者・横須賀ススムへの挑戦権がかかっている。負ければ外敵対決による世界ジュニア戦を傍観する屈辱を味わうことになる。「ここを落としたら、もう何もないだろう、俺。アジアも落として、アンファン来て連敗して、負け続きで結果も取れなくて、何もないだろ? 俺が自分の手で止めるよ」と背水の陣を敷いた岩本は、「全日本プロレスの、陣のジェイク・リー、岩本煌史がEnfants Terriblesから全日本プロレスを守るから」と誓ってみせた。

【試合後の羆嵐&児玉】
▼羆嵐「うーし。まぁまぁまぁまぁ、ジェイク・リーさんよ。ハンサムなジェイク様じゃなかったな。まぁ、こんなもんだろ。相手はジュニアの選手だし、ジュニアは児玉さんがやってくれるし。俺はもうここで、ここのリングでテッペンを獲るために、まずはジェイク・リーに踏み台になってもらうよ。俺も芦野に負けてらんねぇからよ。存在感残していくよ。これからシングル戦線で」

▼児玉「いいね。いいよ。俺はね、岩本君と世界ジュニアのベルトに挑戦する権利をかけたシングルマッチ、一騎打ちに挑みます。今日は仕留めたのが羆嵐の痛そうな、ペチャンコになりそうな…」

▼羆嵐「埼玉に乾杯からのダイビングセントーンだよ」

▼児玉「そういう技なんだ。タッグマッチはこういう結果だけど、シングルも一緒。児玉がね、岩本君を完膚なきまでに。たぶん泥みたいになっちゃうんじゃないかな」

▼羆嵐「泥みたいに(笑)」

▼児玉「まぁまぁまぁ、お楽しみにと」

▼羆嵐「岩本君も頑張ってくれや。ジェイク様ももっと端整な顔立ちに戻ってね。またやりましょう。まあね、もういいよ。イケメン狩りとかくだらないからよ」

▼児玉「イケメンの顔を潰すことに生き甲斐を感じてる?」

▼羆嵐「うん、感じてる。ただ、その遊びはもうやめた。俺はここで結果残していく」


【試合後のジェイク&岩本】
▼ジェイク「大丈夫?」

▼岩本「あぁ、クソ」

▼ジェイク「調子こいたツラしやがって」

▼岩本「無観客試合を始めてからEnfants Terriblesが来て、正直、全日本プロレス所属として、好きなようにやられまくっている。今日も負けたし。Enfants Terriblesと最初のタッグで当たった時も俺が負けたし。好き勝手やられている。負けている。これは事実。ただ、次もう児玉裕輔との一騎打ちだ。ここを落としたら、もう何もないだろう、俺。アジアも落として、アンファン来て連敗して、負け続きで結果も取れなくて、何もないだろ? 俺が自分の手で止めるよ。そんなことさせない。児玉裕輔からきっちりスリー取ってやる。目指すところは世界ジュニアだ。挑戦にこぎつけることがどれだけ過酷かっていうのを俺が思い知らせてやる。あと、芦野、羆嵐にも必ず俺は借りを返してやるから。覚えとけってマジで。クソ」

▼ジェイク「先に俺が一騎打ちさせてもらいますよ、羆嵐とは。イケメンは嫌いだ? そして、俺を何だか踏み台にして、もっと上のヤツらとやってやるとか? 舐めんじゃねぇぞ。やってきたことは俺は派手じゃないけど、徐々に徐々に積み重ねていって、俺はもう見えているんだ。自分自身の近い未来のビジョンがな。羆嵐、イケメン狩りはお前には無理だ。俺を、全日本プロレスを舐めんじゃねぇぞ」

▼岩本「本当だよ。全日本プロレスの、陣のジェイク・リー、岩本煌史がEnfants Terriblesから全日本プロレスを守るから」