横浜市内ではしか患者が発生! 移動経路や麻しん予防のためにできることは?

横浜市内ではしか患者が発生! 移動経路や麻しん予防のためにできることは?

<横浜のココがキニナル!>

横浜でも10代女性のはしかの症状が確認されたようです。公共機関のバスや電車での移動があったようなので注意喚起のためはまれぽでも情報を流してください。そして、はしかの怖さを教えてください。(ヤングさん)

<調査結果>

2月11日の特定の時間に成田空港から横浜駅までのリムジンバス、横浜〜日吉間の東急東横線を利用した人は要注意!2月21日ごろに発症した場合、速やかに医療機関に連絡を


2018年末から神奈川県内でも流行の兆しが見えてきてしまった麻しん(はしか)。
感染力が強く、発疹や高熱などが主な症状で、重症化した場合には合併症を起こし、死亡例もある怖い病気。


世界中で未だに流行している病気でもある(厚労省啓発リーフレットより)


麻しんは2008(平成20)年に神奈川県内で大流行した時期があり、この時には年間で全国最多3500人余りが感染。翌年以降は97人、78人と減少を続け、2015(平成27)年以降は9〜6人程度に収まっていた。

だが、今年は2月第2週時点ですでに7人が感染。すでに昨年の総数を上回っており、十年ぶりの流行が心配されている。


じわじわと感染例が増えている(神奈川県衛生研究所、2月14日時点)


さらに、横浜市が2月15日に発表したところによると、市内在住の10代女性が海外で麻しんを発症し、帰国後に成田空港から横浜市内まで公共交通機関を使用したとして、接触した可能性のある人に注意を呼び掛ける事態となった。


麻しん患者と接触した可能性がある人に、注意を呼び掛けている(横浜市報道発表より)


市の発表によれば、女性は2月11日までフィリピンに渡航しており、3日に現地で発熱、10日に解熱してから帰国している。12日に病院を受診したことで麻しんと診断された。

麻しんは症状がおさまっても、発症した日から1週間程度は強い感染力を持つといわれており、帰国して横浜に戻った11日に接触した人がいる場合、空気感染や飛沫感染、接触感染が起きる可能性がある。死亡例は1万人に1人と言われるが、爆発的な感染スピードと特効薬がないことなどが麻しんの恐ろしい特徴だ。


海外では麻しん・風しんの感染例が多く、渡航の際には注意が必要だ(外務省HP)




感染の可能性のある経路とは?



成田空港に帰国した女性が2月11日に移動した経路は以下の通り。


成田空港と直通の長距離バスが発着する横浜駅のYCAT


午前7時台前半リムジンバス
成田空港第3ターミナル→横浜駅YCAT下車



横浜駅にて乗換ののち、

午前9時半ごろ東急東横線
横浜駅→日吉駅下車



放射状の商店街が特徴的な日吉駅前


該当する時間のリムジンバスや東急東横線に乗車した可能性のある人で、感染から潜伏期間を経た2月21日前後に麻しんの症状が出た場合、「事前に医療機関に電話連絡の上、指示に従い受診してください」(横浜市)と呼びかけている。また、フィリピンから搭乗した飛行機については、乗客リストを元に接触者を調査しているという。


感染を防ぐためにマスクの着用も重要だ


また、麻しん患者と接触した可能性がある場合は、2週間〜3週間は毎日体温を測り、健康状態に注意を払うことが勧められているそうだ。もちろん、体調に変化が現れたらすぐに医療機関に連絡をしてほしい。


予防接種をしていなければ、学校などで集団感染が起きる可能性もある(過去記事より)


麻しんの代表的な症状は、「38℃以上の発熱」「咳(せき)、鼻汁(鼻水)、結膜の充血」「全身の赤い発しん(ブツブツ)」。麻しんは抗体がない人が感染した場合、ほぼ確実に発症する。その後、重症化しない限り、10日ほどで快方に向かうようだ。

また、2月11日に「午前7時台前半のリムジンバス」「午前9時半ごろの東急東横線」を利用していない場合には、この女性からの感染の心配はない。予防接種などで免疫がある場合にも発症する心配はないので、落ち着いて対応することが大切だ。



空気感染・飛沫感染とは?



麻しんの感染経路は、せきやくしゃみなどに含まれたウイルスを吸い込むことが原因。直接せきなどの飛沫を吸い込んでしまうのが飛沫感染で、飛び散ったせきから水分が蒸発した粒子が空気中を舞い、体内に入ると空気感染になる。

空気感染の場合は、患者と直に接していなくても、同じ空間にいることで感染してしまう可能性がある。麻しんウイルスは感染力が高い、といわれるのも納得だ。


予防接種は2回受ける必要がある


飛沫感染や空気感染を防ぐには、患者のマスク着用が有効だが、なによりも大切なのは予防接種を受けること。
日本では2015年に「麻しん排除国」に認定されている。しかし、こうして海外から麻しんが持ち込まれる場合があるので、過去の病気とは言えない。


予防がなによりも重要な感染症だ(厚労省啓発ポスター)


横浜での大流行を防ぐためにも、一人ひとりがしっかりと対策を行ってほしい。


ー終わりー


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