ホテル開業ラッシュに湧く東京ですが、業界人の中で一際評判が良いのが2020年春、竹芝にオープンした〈メズム東京、オートグラフ コレクション(以下、メズム東京)〉。東京都内では珍しくスイート以外の客室にもバルコニーを備え、東向きの客室からは目の前に浜離宮恩賜庭園の緑と東京のウォーターフロントを望むことができるという、東京随一の眺望を誇ります。都内にいながらアーバンリゾート気分が味わえる噂のホテル、実際に宿泊してきましたのでその魅力をご紹介します。

マリオットとJR東日本グループが手を組んだラグジュアリーホテル。

ホテル一階のエントランス。

マリオット・インターナショナルが展開する個性溢れる独立系ホテルのコレクションライン「オートグラフ コレクション ホテル」に国内で2番目に加盟したホテルにあたる〈メズム東京〉。JR東日本グループの日本ホテル株式会社が初めて、マリオット・インターナショナルと提携をして誕生したラグジュアリーホテルです。

東京ベイエリアの水辺と浜離宮の緑が目の前に広がる、絶好の立地。

空から見た〈ウォーターズ竹芝〉全景。

ホテルがあるのは浜松町駅より徒歩6分、大門駅より徒歩7分、竹芝駅より徒歩3分ほどの東京ベイエリア。浜離宮恩賜庭園の目の前に位置し、周りは隅田川と東京湾の合流地点という自然豊かなウォーターフロントエリアです。そしてホテルはこの夏オープンしたばかりの複合施設〈ウォーターズ竹芝〉のタワー棟16〜26階に位置します。

水辺側から見た「竹芝地区船着場(ウォーターズ竹芝前)」。

これまでも眺望の良い高層階のホテルは東京にもいくつかありましたが、一度に水辺と庭園の緑、そして東京スカイツリーをはじめとした東京の絶景を眺められるホテルは〈メズム東京〉の他にはなかなかないでしょう。

加えてこの夏新たに〈ウォーターズ竹芝〉敷地内に「竹芝地区船着場(ウォーターズ竹芝前)」が誕生。羽田空港近くの天空橋船着場からホテルのある竹芝地区船着場までをリムジンボートで移動できるプランもあるなど、東京のホテルなのに船でアクセスできるという旅情を誘う移動手段があるというのも魅力的です。

東京の“今”にこだわった五感を魅了する新感覚ホテル。

16階ロビーおよびバー&ラウンジ。一面の窓ガラスからは浜離宮恩賜庭園や水辺の絶景が広がる極上空間。

そんな〈メズム東京〉のコンセプトは"TOKYO WAVES"。絶えず変化する東京の“今”に根ざしたサービスやコンテンツを展開することによりゲストに新たな発見を提供する、今までにないスタイルのラグジュアリーホテルです。

ガーデンビュー側の客室からの眺望。

壮観な東京ベイエリアや歴史ある浜離宮恩賜庭園といった美しい眺望、そして五感にも心地よい刺激を与えるアートや音楽といった豊かな地域資源と、〈ウォーターズ竹芝〉内に完成した四季劇場といった芸術との一体感などをホテル内のサービスとして表現。都会のエネルギーとクリエイティビティーが出会う東京のライフスタイルのアイコンを目指し、さまざまなクリエーションで私たちを迎えてくれます。

オリジナルのアロマやFGM、コンセプチュアルなアートでゲストをお出迎え。

東京の躍動感を「五感」で感じられるような工夫は、例えばエントランスからロビーにかけての導線にも感じられます。エントランスから1階のエレベーターホールにかけては音楽と通路両側のアート作品で視覚と聴覚を刺激し、エレベーターを昇った先の16階エレベーターホールに到着すると芳しいフレグランスの香りでゲストの嗅覚を魅了。このフレグランスは竹芝の海を取り巻く雰囲気と、東京のまちをイメージし、フレグランスプロデューサーの石坂将さんが手掛けたものです。

湿度が高い日本の春・夏の季節には、グルマンな印象のシトラスの香り“Tokyo CITRON(トーキョーシトロン)”で東京のウォーターフロントを演出し、気温が下がり空気が澄む秋・冬の季節には、古来から世界中で親しまれ、大切な来賓へのもてなしの気持ちを伝えるためにも珍重されたウードの香り“Tokyo OUD(トーキョーウード)”で訪れるゲストを迎え入れいます。

エレベーターを降りて進むと、そこは東京スカイツリーをはじめとした美しい東京の景色を堪能できる絶景スポット。天井高9メートルと開放感のあるフロントロビー、そしてバー&ラウンジエリアになっています。

このエリアはホテルのテーマカラーでもあるミッドナイトブルーを基調に、落ち着いたカラーやマテリアルで内装を統一。きらめく波の水面を表した天井のオブジェなどのアート作品もディスプレイされています。

ロビーやバー&ラウンジにはゲストの聴覚を心地よく刺激する “FGM(フォアグラウンドミュージック)”が流れています。流れるFGMも、東京の“今”を体現する〈メズム東京〉オリジナルの選曲。空間の背景としてさりげなく流れるBGM(バックグラウンドミュージック)とは異なり、立体感のある高音質の音楽を、本格的な音響機材で実現しているそうです。ちなみに採用しているのはヤマハミュージックジャパンのスピーカーシステム「VXLシリーズ」「VXSシリーズ」「VXCシリーズ」およびパワードスピーカー「DXR15mkII」です。

ホテルのフロント。

ホテルのフロントも、両サイドに波をイメージした折り紙のアートワークを設置し、テーマカラーのミッドナイトブルーで統一。横に置かれた荷物を運ぶカートも、気品がありながらも落ち着いた雰囲気になるようコッパー(銅)や大理石、レザーを使って特注で作り上げるなどこだわり満載です。

クルーはヨウジヤマモト社のジェンダーレスブランド〈Y's BANG ON!〉のユニフォームを着用。

〈Y's BANG ON!〉のユニフォームを着用したスターサービスクルー。

〈メズム東京〉では、ゲスト一人ひとりへ心のこもったユニークなホテル体験の提供を実現するために、宿泊・料飲の部門を横断したサービス部門「スターサービス」を設置。このスターサービスクルーは、正面玄関でのお出迎えからチェックイン・チェックアウトの対応、レストランサービスに至るまで、幅広いホテル内サービスの専門知識を持ってゲストの要望にワンストップで対応してくれます。

そんなスターサービスクルーは、世界的な評価を受けるヨウジヤマモト社の旗艦ブランド〈Y's(ワイズ)〉のラインで、メンズパターンをジェンダーレスに表現する〈Y's BANG ON!〉による丁寧な服づくりが施された特別なユニフォームを着用。一つのサイズで幅広い体格の人が快適に着用することができ、着る人によって全く異なる雰囲気や表情といった味わいをみせる「ジェンダーレス」がコンセプトになっています。

17階〜26階に位置する全265室の客室は、ウィルソン アソシエイツ社がプロデュース。

最上階に位置する1室のみの「チャプター4 スイート リュクス」の60㎡のバルコニーからは、東京ベイエリアと緑豊かな浜離宮恩賜庭園を一度に見渡すことができる。
「チャプター4 スイート リュクス」は広さ180㎡。こちらはリビングエリア。
「チャプター4 スイート リュクス」にあるベッドのサイズは200cm。
「チャプター4 スイート リュクス」のバスルーム。このほか、ダイニングルーム、キッチンスペースもある。

17階〜26階に位置する全265室のゲストルームの内装は、国際的に高い評価を獲得しているインテリア建築デザイン会社ウィルソン アソシエイツ社がプロデュース。インテリアは日本文化や伝統的な文様を現代風に取り入れた斬新かつスタイリッシュなデザインで統一されています。

「チャプター3 スイート」のリビング。
「チャプター3 スイート」のダブルベッド。
「チャプター3 スイート」のバスルーム。

また〈メズム東京〉ではゲストの滞在が人生の大切な一章、節目となり、新しい価値観を生み出す「インスピレーション」と「くつろぎ」が同居するオリジナルティ溢れるひと時になるように、という想いから、客室名には「チャプター」の名称を採用。

チャプター1の客室でも40㎡もの広さ。

40〜44㎡と使い心地のいい広さでビジネスにもレジャーにも最適な「チャプター1」や「チャプター2」、95㎡の広さを誇り東京の摩天楼と豊かなアーバンネイチャーを独り占めできる「チャプター3 スイート」、そしてホテル最上階の26階に位置し、部屋面積180㎡、バルコニー面積60㎡という驚くほどのラグジュアリー滞在が叶う「チャプター4 スイート リュクス」 という4タイプの客室で構成されています。

ウェルカムアートとして置かれている 「ベアブリック」。
フラッシュ撮影するとベアブリックの色が変わり、「東京波」という文字が浮かび上がるという仕掛けも。

一部のゲストルームには、ウェルカムアートとしてホテルオリジナルデザインとなる東京を代表するトイフィギュア「ベアブリック」を設置。こちらはスマートフォンなどでフラッシュ撮影すると、なんと「ベアブリック」の色が変わりにっこりとほほ笑んだだるまの顔と、ボディに「東京波」という文字が浮かび上がる仕掛けになっています。遊び心あふれるおもてなしは、ここにも表れていました。

全室デジタルピアノを完備!スイート並のバルコニーや充実のアメニティに感動。

今回宿泊させていただいたチャプター2ガーデンビューの客室。

「チャプター3 スイート」、「チャプター4 スイート リュクス」 のスイート8室はもちろん、「チャプター1」と「チャプター2」も一部ガーデンビューの客室があり、壮観な東京のベイエリアと緑豊かな浜離宮恩賜庭園をバルコニーから一望することができます。

今回私が宿泊させていただいたのも、「チャプター2」のガーデンビューの客室でした。

「チャプター2」のガーデンビューバルコニーは驚くほど広々。浜離宮恩賜庭園がじっくり見渡せる。

お部屋の中で一番感動したのは、やはりバルコニー。スイートルームというわけでもないのに、驚くほど広々としていました。

そして目の前に広がる景色にも感嘆。庭園を散策する人が目視できるほど間近に浜離宮恩賜庭園を望むことができるほか、その向こうに広がる築地市場跡地や東京スカイツリー(この日は天気が悪くててっぺんが見えませんでした……)、そして東京湾に注ぐ隅田川までも見渡せます。

お抹茶を点て、ウェルカムスイーツとともにバルコニーで癒しのひととき。

バルコニーにはテーブルとチェアもあるので、心地よい風に吹かれながらお茶やアルコールなどドリンクを楽しむのもよさそうです。屋根もあるので、ちょっとした雨が降っていても快適に過ごせました。

客室アメニティもスタンダードな客室とは思えないほど充実。日本のクラフトマンシップに通じる注目のブランド企業と〈メズム東京〉がコラボレーションした「THE BLEND」シリーズのアメニティが各部屋に用意されています。

アメニティとしてチェストに備えられているドリンクは、恵比寿のスペシャルティコーヒー専門店〈猿田彦珈琲〉によるオリジナルブレンドのハンドドリップコーヒーと、京都の老舗〈舞子の茶本舗〉による本格的なお抹茶、そしてイギリス・リヴァプール生まれの〈Brew Tea Co.〉の紅茶。

そしてウェルカムスイーツとして、〈不二家〉とコラボレーションしたホテルオリジナルのユニフォームをまとったペコちゃんがモデルのマカロンとミルキーまで揃います。

夕食前に客室バルコニーにてビールでアペロタイムを過ごすのもよさそうです。

このほかにも冷蔵庫にはハートランドビール、オレンジジュースにお水がそれぞれ2本ずつ常備されていて全て無料!チェックインしてすぐバルコニーで乾杯、なんていう贅沢が叶うなんて最高すぎます……!

そして全ての客室に、カシオ計算機の高機能デジタルピアノ「プリヴィア」の新モデル「PX-S1000 BK」が設置されているというのも〈メズム東京〉の大きな特徴。スリムでスタイリッシュなデザインのため客室にも馴染んでいます。デジタルピアノの導入もホテルコンセプトである、五感を魅了する体験の一つというわけです。

ちなみに抹茶やコーヒーの作り方、ピアノの弾き方などについては、各部屋に設置してあるタブレット端末で確認可能。そのほかタブレットでは客室の照明・空調がコントロールできるほか、ホテルについての情報がつまっており、インルームダイニングの注文はもちろん、困ったことがあれば24時間スターサービスへ電話をかけることもできます。

バスルームの洗面台に目をやると、分厚い本型のボックスが置かれています。本を開いてみると、中にはパズルのようにはめ込まれた歯ブラシやシャワーキャップなどのアメニティ各種が入っていました。冒険の書のような秘密が隠されたアメニティボックスとは、遊び心満点ですね。

他にもシャンプーやコンディショナー、ボディーウォッシュは高品質なメンズスキンケアブランド〈バルクオム(BULK HOMME)〉によるジェンダーレスなオリジナルバスアメニティを、バスソルトは創業421 年の老舗、馬居化成工業が手掛けるミネラルたっぷりの国産エプソムバスソルトを採用するなど、アメニティも国産ブランドの良質な品を揃えています。

まるで海外リゾートホテルのルーフトップバー?!テラス席も完備したクラブラウンジ。

クラブラウンジ「クラブメズム」ではアルコールドリンクや軽食が自由にいただけます。

エグゼクティブクラスおよびスイートルーム宿泊のゲストが利用可能な専用クラブラウンジ「クラブメズム」も見学したのですが、こちらもすごい!

クラブラウンジのテラス。広々していて本当に開放的!

都内のクラブラウンジでは珍しいテラス席を完備。もちろん目の前に広がるのは浜離宮恩賜庭園と水辺と東京の絶景。高層階で風を感じながら、都会のベイエリアと緑を同時に眺められるというロケーションは、シンガポール〈マリーナベイサンズ〉にあるルーフトップバーを彷彿とさせます。

テラスのカウンター越しに望む、大迫力の夜景。

流れているミュージックも高揚感を誘い、国内にいながらにしてアジアのアーバンリゾートにいるような非日常感が味えそうなロケーションで驚きました。こんなところで海風を感じながら夜景を見つつ、お酒を飲めたら最高の夜になりますよね……!

五感を旅するビストロノミーレストラン〈Chef’s Theatre〉で美食体験。

上質で落ち着いた雰囲気のビストロノミーレストラン〈Chef’s Theatre〉内観。

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚という五感全てを魅了してくれるものと言えば、食事。〈メズム東京〉のメインダイニング〈Chef’s Theatre(シェフズ・シアター)〉では、そんな五感を魅了する美食体験が味わえます。

総料理長は、日本人で初めてミシュランの星を獲得した中村勝宏シェフの下で修業し、フランス料理界の権威あるコンクールにおいて2回優勝した実績を持つ、隈元香己(くまもと こうき)シェフです。

レストランがテーマに掲げるのは、フランス語で「美食」を意味する「ガストロノミー」と、カジュアルな大衆レストラン「ビストロ」の2つの言葉を合わせた「ビストロノミー」。上質な素材を生かし江戸前の粋と洗練されたテクニックを駆使したフレンチを、日本の伝統的なモチーフや波からインスパイアされた繊細でダイナミックなアートが目を引く空間でオープンキッチンのライブ感とともに堪能できます。

アートブックのようなメニューブックと、巻物風のコース表。

提供される料理はランチ(4,500円)もディナー(9,000円)もコースのみ。今回は初秋の訪れに染まるフランスの伝統と、秋の食材をふんだんに使用して秋の収穫際をイメージしたというディナーコース「Promenade -秋の散歩道-」(11月30日まで)をいただいてみました。

舞台を観賞するかのようにコースメニューも、第一幕、第二幕という記載がされています。クルーによるカーテンコールのような挨拶とともに登場したのは「Chapter 1 Prologue – 序幕-」なるアミューズブッシュ4種。これから始まる舞台の開演を告げる一皿として色とりどりの料理が溶岩プレートの上に並びます。

右からムール貝のフリットに、ジャガイモをスフレ状に揚げたポムスフレの上にのったスズキのマリネ、イカスミ風味のタルト生地にバターやニンニク、バジルでソテーしたエスカルゴとトマトをのせたもの、じっくり火入れしたフォワグラのコンフィにスモモのコンフィチュールをトッピングしたバケットになります。どれもサクサク、カリカリなど楽しげな音を奏でるフィンガーフードになっていて、味覚や視覚だけでなく聴覚も魅了してくれました。

続く「Chapter 2 Marche – 市場-」は厳選した旬の季節野菜をふんだんに使い、フランス伝統の食材市「マルシェ」を彷彿させる視覚を魅了する一皿。まろやかなカリフラワーのムースとハチミツとシェリービネガーが添えられたオマール海老は、バニラを纏わせたソースでいただきます。

周りにあるのは香り高いフランス産きのこ3種類(ジロル茸、プルロット茸、ピエブル茸)の甘酢漬け、帆立のグリル焼きと菊、新鮮なラディッシュ、キャロットのピクルス。カラフルな秋のマルシェを目で見て舌で感じて味わえる、華やかな料理でした。

「Chapter 3 Nostalgia – 郷愁-」として登場したのは、時間を掛けて低温でポワレにしたタラに、セロリオイルでソテーしたつぶ貝を乗せてワタリガニの香り豊かなビスクソースを添えた魚料理。

低温で仕上げたタラのふっくらとした食感とコリコリとしたつぶ貝の食感、南仏の郷土料理であるブランダードの滑らかな食感のコントラストがたまらないお料理です。

「Chapter 4 Challans – 遊山-」として登場したのは、フランス料理界でも高級食材として愛される鹿肉、その中でも北海道産の「蝦夷鹿」を赤ワインと黒胡椒が絶妙に調和されたソースを合わせた一品。蝦夷鹿はやわらかくふっくらとローストし、周りをベーコンで巻いており、脂肪の少ない蝦夷鹿にベーコンの脂身と塩気が加わり食べ応えのある料理に仕上がっていました。

添えてあるのはバターソテーした黄色のビーツ、ビーツピューレ、薄揚げビーツという3種類の調理法で仕上げたビーツたち。ホクホクと甘い黄色や赤のビーツは、秋になると赤や黄色に染まる木の葉のイメージと重なりました。

クライマックスは「Chapter 5 Fire-Frost – 初霜-」として、初霜をイメージしたデザートが登場。秋の旬の味覚・栗とセップ茸の冷たいキャラメルソース添えのパルフェで、ひと口食べると口の中に豊かな香りが広がります。程よい酸味のカシスのソルベがアクセントになっていました。

食後には小菓子と一緒に猿田彦スペシャルティコーヒー、もしくは8種類も揃う茶葉の中からお好きなフレーバーの紅茶を選ぶことができます。猿田彦のスペシャリティコーヒーは、注文してから丁寧にハンドドリップしてくれます。〈シェフズ・シアター〉という名の通り、コース全体として舞台のようにストーリー性が感じられるほかライブ感も味わうことができ、最初から最後まで素敵なおもてなしに心が踊りっぱなしでした。

アーティストのアトリエがテーマのミクソロジーバー〈ウィスク〉で夜の一杯。

ディナーを終えたら立ち寄りたいのが、アーティストのアトリエがテーマのミクソロジードリンクを提供するバー&ラウンジ〈ウィスク〉。都内のホテルバーとしては珍しくバーテンダーではなくミクソロジストが腕を振るうバーで、著名な絵画の世界観を再現したオリジナルのミクソロジーカクテルやモクテルが味わえます。

こちらはボッティチェッリの名作「ヴィーナスの誕生」をモチーフにしたカクテル「Venus」2,000円。
箱のフタを開けるとスモークが現れて……
貝がらの上にのったヴィーナスを模したカクテルがお目見え。
江戸前の活気を描いた歌川広重の浮世絵から着想を得た、お汁粉風のカクテルに団子が添えられている「Matsuri」2,000円。
ゴッホの代表作のひとつ「星月夜」をモチーフにした「ムーンナイト」2,000円はレモンと混ざり合い青から紫へと変化。
ジャン=フランソワ・ミレーの名画「落穂拾い」をモチーフにした「ハーベスト」2,000円。

提供されるカクテルは、色使いや全体の見た目だけではなく香りや味に至るまで絵画に描かれている世界を具象化したものばかり。例えばボッティチェッリの作品「ヴィーナスの誕生」をイメージした「Venus」は、木箱を開けると香るアロマとスモークの中に、貝殻の上に佇むヴィーナスをテーマにしたカクテルが現れます。名画の情景が浮かぶような臨場感とミュージカルのような躍動感を覚える演出に、息を飲んでしまいました。

ちなみにバー&ラウンジ「ウィスク」は、カクテルだけでなくデイタイムも軽食やスイーツ、コーヒーなどが楽しめるカフェとしても利用可能。宿泊の方もビジターの方も気軽に利用できます。

ロビーラウンジでは、夜景をバックに毎晩ライブも開催。

ちなみにバー&ラウンジ〈ウィスク〉があるロビーフロアでは、現在毎晩19時と20時30分から無料の音楽の生演奏や多彩なパフォーマンスを開催。ライブはピアノや管楽器、弦楽器の演奏などが多いようですが、この日は長唄と三味線のライブを堪能することができました。

東京ベイリアの夜景をバックに、日本伝統の長唄を生演奏で楽しめるなんて粋ですよね。ちなみに〈メズム東京〉では東京の若手ミュージシャンを応援したいという意味合いから、ライブ出演の相談も随時無料で受け付けているそうです。

6種類からメインを選べる絶品モーニング。

翌朝のモーニングもメインダイニング〈Chef’s Theatre〉でいただきます。サラダ、フルーツ、ヨーグルト、スープ、焼き立てパンなどに加え、メイン料理としてエッグベネディクトやフレンチトースト、オムレツやパンケーキ、フランスジュラ地方の郷土料理をアレンジしたクルート オ シャンピニオンなど6種類の中からお好みを選べるというモーニングを実施しています。朝からボリューム満点、好きなものをたくさんいただけて、幸せな一日の始まりとなりました。

ガーデンビュー側の客室からの眺望。

チェックインからチェックアウトまで、唯一無二のサービスやおもてなしにあふれた〈メズム東京〉。「神は細部に宿る」といいますが、まさにそれを感じずにはいられないホテルステイとなりました。

GO TOトラベルキャンペーンでお得にホテルステイが楽しめる今。ちょっと贅沢なホテルプランで、非日常体験を味ってみては?

〈メズム東京、オートグラフ コレクション〉
東京都港区海岸1-10-30
03-5777-1111
公式サイト
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