皆さんこんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

言葉でのコミュニケーションが難しい0・1歳の子どもに対して、「どのように接していけば良いのかわからない…」とパパやママから相談を受けます。言葉でのコミュニケーションが取れない時にどうしたら良いのか?

そんな悩みを解消したい時におすすめなのが、「ノンバーバル・コミュニケーション」です。今回は「ノンバーバル・コミュニケーション」とはどのようなものなのか? をお話したいと思います。

私達は、言葉での伝え方を教える役目がある

皆さんは、言葉で物事を伝えられない時(もちろん文字などでも伝えられない)、どのように相手に思いを伝えるでしょうか? ジェスチャーなどを加えて相手に自分の思いを訴えかけたりしますよね?

0・1歳の子どもたちはまさにその状態で日々生活をしています。ですからその都度、「自分がやりたいこと、したいこと」があった場合は、大人が側について子どもたちに言葉と行動を一致できるような言葉がけをしていき、子どもたちが自分の欲求を訴えたい時にジェスチャーではなく、「言葉では、〇〇っていうのよ」言葉で伝えられるように学習させていると思います。

言葉で伝わらない思いを体験してみる

では、今回のノンバーバルコミュニケーションを実際に体験してみましょう。まずは、動作の部分になる言葉を4つくらい決め(例:「トイレにいきたい」「これが食べたい」など)、次に使っていい言葉を決めます(例:ここでは「すいどう」という言葉のみを使えるとします)。

動作の書かれた紙を一枚引き、「すいどう」という言葉のみを使って、その人が何をしたいかを動きや言葉のイントネーションから読み取り、当てていくというのがノンバーバルコミュニケーションの体験になります。

いつも使っている言葉が使えないもどかしさ…頭の中でどのような動作をすれば良いのか? 言葉のイントネーションを使えば良いのか…非常に苦しんだりすると思います。これが、言葉で伝えたり表現することができない0・1歳の子どもたちの心情です。

私達が当たり前だと思っている「言葉を発する」という行為は、小さな子どもたちにとっては当たり前ではなく、「通じて当たり前」という価値観を見直さなくてはならないこともこの体験を通して学ぶことができるのではないでしょうか?

子どもの目線にたつということ

赤ちゃんが「あー」「うー」など声を発している場面を見たことはありませんか? 実は、これ「喃語」といって150語くらい意味があるのだとか…。

しかし、大人からしたら言葉として聞き取れないので、何を訴えているのかわからなかったりしますよね。「言葉」というのは生まれてすぐに習得することはできません。口唇期という発達を通して、口の中がうまく動かせるようになり、そこから少しずつ発声ができるようになります。

そこで私達が大切なのは、子どもの目線に立ち、子どもが「何をしたいのか?」ということを先回りして、言葉で伝えていくことなのです。「〇〇したかったんだね」と子どもがしたかった行動に対して伝えていけば、子どもも「これをしたいときには、こう伝えれば良いんだ!」と体験を通して学んでいきます。

そして、行動を起こす前に言葉できちんと伝えられた時は、「言葉に出して言えて偉かったね!」と褒めるようにしてください。これは、トイレトレーニングの「おしっこにいきたい!」や、友達との貸し借りのトラブルで「かして!」と言葉にして言えるようになった時も同様のことが言えます。

今回は、ノンバーバルコミュニケーションについてお話させていただきました。子どもの立場に立って大人の世界を見てみると、「〇〇できて当たり前」という事が非常に多いことがわかります。

この「当たり前」の概念をなくすことで、もっと子どもとの距離を縮めることができるのではないでしょうか?是非、夫婦や友達同士でノンバーバルコミュニケーションを体験し、子どもの世界を学ぶきっかけを作ってみてくださいね。