ママが妊娠中に食べるものは、おなかの赤ちゃんが大きくなってからの食の好き嫌いに影響するといわれていることを知っていますか?

それはいったいなぜなのでしょうか?この記事では、その理由と妊娠中に摂取したい栄養素や、体調が悪く食事の支度ができない時の工夫についてご紹介していきます。

妊娠中の食事は子供の好き嫌いに影響する

赤ちゃんが大きくなったら、なんでも食べて健康な子に育ってほしい、そう考えるママは多いかもしれません。

妊娠中の食事が、おなかの中の子供の好き嫌いに影響するといわれる理由を見ていきましょう。

研究データもある、胎児の味覚体験

私たちの舌には、味蕾(みらい)という食べ物の味を感じる器官が備わっていますが、なんと妊娠100 日目の赤ちゃんの舌にも、すでに味蕾がつくられていることがわかっています。

もともと胎児は胎盤からだけでなく、ママの羊水に溶け出した栄養素を口からも取り入れているといわれています。例えば、妊娠中ににんにくのカプセルを摂取した場合、羊水から大人が普通に感じられるほどにんにくのにおいがするという調査結果や、妊娠中300mlのにんじんジュースを週4日間飲んでいたママから生まれた赤ちゃんは、にんじんジュースを好んだといった研究結果などがあるようです。

つまり、妊娠中のママが口にするものの風味は羊水や母乳に届いていて、おなかの中の赤ちゃんはその味を感じ、生まれた後もそれを覚えているといえるでしょう。

胎児は1日約1リットルの羊水を飲む

また、おなかの中にいる間に羊水を通してたくさんの風味に触れている赤ちゃんの方が、離乳期以降に口にするそれまでに経験したことがない食べ物を受け入れやすくなることが報告されているそうです。

妊娠後期になると、赤ちゃんはなんと1日約1リットルの羊水を口から飲んでいるそう。生まれた後もそれまでに感じた味をしっかりと覚えているのも納得できる気がしますね。

妊娠中、食事の支度が大変な時は

さて、妊娠中に口にするものが将来子供の好き嫌いに影響するとなると、「赤ちゃんのためにきちんと食べなくちゃ!」と考える方も少なくないでしょう。

でも、つわりで食欲がなかったり、体調が悪くて食事の支度ができなかったりと、妊娠中のママはとても大変!そんな時はどうすればよいのでしょうか?

これだけは妊娠中の食事に取り入れたい!

ここでは、妊娠中のママが特にとっておきたい栄養素をご紹介します。 赤ちゃんにより多くの風味に触れてもらいたいと思ったら、この中で組み合わせてみてはどうでしょう?例えばいちごを食べて牛乳を飲んだり、モロヘイヤをレンジでチンして豆腐と和えたりするだけで、4つの栄養素がカバーできます。

  • 葉酸:ブロッコリー、いちご、納豆
  • カルシウム:牛乳、高野豆腐、小魚
  • ビタミンA:にんじん、かぼちゃ、モロヘイヤ
  • 鉄分:小松菜、大豆

時には便利なサービスを利用しよう

それでも、妊娠中には台所に立つことさえ大変なことがあります。そんな時は無理をせず、栄養バランスを考えたうえで、お弁当やお惣菜を購入したり、料理宅配や料理代行サービスを利用したりするなどの工夫をしましょう。

妊娠中は赤ちゃんも一緒に味わっている

自分が食べているものをおなかの赤ちゃんも一緒に味わっていると考えると、なんだかうれしくなりますね!将来、食べ物の好き嫌いがない子に育つことを願って、妊娠中はできる範囲でいろいろな栄養素をとりながら過ごしましょう。