暑い日が続きますが、夏に食べたくなる「冷やしうどん」を「麺を手打ちすること」から挑戦してみませんか? 戸惑うかもしれませんが、手打麺は初心者でもコツを覚えれば簡単に作れますし、自分で打った麺は格別な美味しさですよ。そこで今回、うどんを麺から作る工程と材料となる小麦粉の違い、さらにこれからの季節にさっぱりと食べられる、冷やしうどんレシピを合わせてご紹介します。

手打ち麺(うどん)の材料は「小麦粉」! 薄力粉・中力粉・強力粉のどれを使ったらいいの?

みなさん、「うどん」って何から作るのか知っていますか? 簡単な質問だったかもしれませんね。そう、「小麦粉」なんです!

その小麦粉でも種類があって、「薄力粉」「中力粉」「強力粉」と3つに分かれます。

そして、手打ちうどんを作る際に、良く使われるのが中力粉です。スーパーなどでは、うどんを作る専用の粉(うどん粉)として販売されていることもあります

そもそもこの3つは同じ小麦粉なのにどんな違いがあるのでしょうか?

これらは、小麦をひいて粉にしたものなのでどれも同じように見えますが、実は、小麦に含まれるグルテンというたんぱく質の一種の量と質によって、「薄力粉」「中力粉」「強力粉」の3つに分類されます。

グルテンとは弾力のもとで、グルテンの量が多いのが「強力粉」、少ないのが「薄力粉」、2つの中間が「中力粉」です。

中力粉がない場合、薄力粉と強力粉を同じ分量ずつ混ぜて作ることも可能です。うどんを作る際、一般的に中力粉を使いますが、自宅に薄力粉しかない!または強力粉しかない!ということもありますよね。そういった場合は作ればいいのです。

そこで、それぞれの粉単体で作った場合、どのように違いがあるのでしょうか? 次の章では薄力粉、中力粉、強力粉でうどんを作り、食べ比べて食感や味の違いを調べてみましたので紹介します。

【レシピ】手打麺(うどん)を実際に作ってみよう! 粉の分量に対して水は45%・塩は5%の割合

まず最初に手打麺(うどん)の作り方(レシピ)を紹介します。小麦粉から作っていきますが、筆者は後ほど、食べ比べするために薄力粉・中力粉・強力粉の3種類を使ってそれぞれ作っています。

初心者の方は、一般的によく使われる「中力粉」で作るのがおすすめです。

【材料】
☆粉の分量に対して、水は粉の45%、塩は粉の5%で作ります

〈薄力粉麺(1人前)〉
・薄力粉:100g
・水:45cc(粉の45%)
・塩:5g(粉の5%)

〈中力粉麺(1人前)〉
・強力粉:50g
・薄力粉:50g
・水:45cc
・塩:5g

〈強力粉麺(1人前)〉
・強力粉:100g
・水:45cc
・塩:5g

北海道産で以下のような薄力粉や強力粉も販売されていますので次回使ってみたいです。

●江別製粉 クーヘン(薄力粉)北海道産小麦粉2.5kg

●強力粉 春よ恋100 北海道産小麦粉2.5kg

それでは作っていきましょう。薄力粉・中力粉・強力粉共に全ての粉は同様の手順で作っています。

●手打麺(うどん)の作り方

【手順1】
・食塩水を作ります。ボールに水と食塩を加え、良くかき混ぜ溶かします。

【手順2】
・粉をボールに入れます。

・粉に水を3回に分けて入れ、手で勢いよく混ぜていきます。

・全体がしっとり、そぼろ状になるまで混ぜます。

【手順3】
・丸くなるように生地をまとめて、ジップロックなどの袋に入れて、足で踏んでこねます。

☆袋の端にうどんを寄せすぎると、袋が破けることがあるので注意しましょう!

☆できるだけ袋の真ん中にうどんを置いて踏むと良いですよ。

【手順4】
・こねていくと、だんだんと生地に弾力が出てきます。

・弾力が出てきたら、30分〜1時間程度生地を寝かせます。

【手順5】
・生地を袋から取り出し、軽くこね直します。

☆この作業は、綿棒で生地を伸ばしやすくための作業なので、力を加える必要はありません。軽く回しながら、生地の端のほうを内側に折り込み丸い形に整えていきます。

・もう一度、袋に生地を入れて、10〜20分程度寝かせます。

【手順6】
・生地を取り出します。

・綿棒や生地同士がくっつかないように、打ち粉をふり、綿棒で伸ばしていきます。

・厚さの目安は、3mm。

☆なるべく均一になるように心がけながら伸ばしましょう。

【手順7】
・生地を切りやすい形にたたみ、3mm幅に切っていきます。

☆伸ばした生地の上にたっぷりの打ち粉をふりましょう。切るときはくっつきやすいので、打ち粉が多めかなと思うくらいでも大丈夫です。

【手順8】
・大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸騰させます。

・麺をほぐしながら、ゆっくりと投入し茹でていきます。

☆茹で時間は10分くらいが目安です。麺に透明感が出てきたら茹で上がりです。

【手順9】
・茹で上がった麺を流水で洗って完成です。

生地を寝かせなければならないため時間は多少かかりますが、コツを覚えてしまえば、うどん作りは難しくないですよ。

筆者は自宅にあるものを代用して麺作りをしていますが、「麺打ち」の道具がセットになった商品も販売されていますのでちょっと形から!なんていう場合は検討しても良いですね。

●豊稔 家庭用麺打セットA そば・うどん麺打入門DVD付 A-1230

そば打ち・うどん打ちができるセットです。さらに麺打ちの入門用DVDも付いていますので見ながらチャレンジすることもできます。包丁、こね鉢、めん棒、めん台、こま板がセットになっています。

薄力粉・中力粉・強力粉で作った「手打うどん」を食べ比べてみた! その違いとは?

3種類を食べ比べてみると、味はそこまで大きな違いは感じられませんでしたが…

「食感」は以下のように3種類それぞれ大きく異なりました!

・強力粉の麺は、かなりコシが強く、もっちりとしていて噛み応え抜群。

・薄力粉の麺は柔らかく、コシはありませんが、噛む力の弱い人でも食べられるので、小さなお子さんがいる方やお年寄りにおすすめです。

・中力粉の麺は、中間でバランスが良く、食べやすい。手打ちうどんを中力粉で作る人が多い理由が分かります。

食感は異なるものの、3種類の粉で作ったうどんは、どれも美味しく食べることができました。
作る際は、食べる人の食感の好みに合わせて使う粉を選んでみても良いかもしれませんね。

次に暑い季節はさっぱり食べたい!おすすめの冷やしうどんレシピを3つ紹介します。

今回は、キャンプに行ったときや自宅で子供と一緒に作りやすいように、火を使う鍋は1つのみにしました。麺を茹でる時と具材を茹でる時(レシピ3)のみの使用です。

手軽な材料で簡単に作れるため手打麺(うどん)作りの後に召し上がっていただけたらと思います。

レシピ1「トマトとキュウリのさっぱり冷やしうどん」夏野菜たっぷり!ツナも加えて栄養バランスアップ

手軽に揃えられる材料でパパっと簡単に作れるおすすめメニューです!

【材料】
・うどん 1人前
・トマト 1個
・キュウリ 1/2本
・ツナ缶 1個
・めんつゆ 大さじ1
・ポン酢 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・クレイジーソルトまたは塩コショウ 適量

作り方

【手順1】
・トマトは1センチ程度の角切り、キュウリは千切りにします。

【手順2】
・ボウルに、材料全てを入れてよく混ぜます。

【手順3】
・うどんを茹でて、冷水で洗いお皿に盛ります。
・具材となる材料(手順2)を乗せて完成!

ポン酢の酸味が効いてさっぱりとしていますが、オリーブオイルと麺つゆも加えているので、酸っぱすぎず子供も食べやすい味付けです。

我が家の4歳の息子も大好きなメニューで、暑くて食欲のないときにつるっと美味しく食べられますよ。

レシピ2「納豆と塩昆布の釜玉うどん」とろっ〜とたまごをつぶして良く混ぜ召し上がれ

納豆が好きなら絶対大好きな味ですよ!

【材料】
・うどん 1人前
・納豆 1パック
・塩昆布 大さじ1
・卵(黄身) 1個
・鰹節 適量
・青ネギ 適量
・麺つゆ 大さじ1

作り方

【手順1】
・ボウルに、納豆、塩昆布、麺つゆを入れ、良く混ぜます。

【手順2】
・うどんを茹で、冷水で洗いお皿に盛ります。

【手順3】
・(手順2)の材料、卵黄、鰹節、青ネギをかけて完成!

塩昆布の塩味がいい仕事してくれます。

最初は納豆とうどんだけで、次に卵をつぶして良く混ぜて、2度おいしいメニューです。

鰹節は最後に上からぱらっとかけるのがコツ。最初に納豆に混ぜてしまうと鰹節が固まってしまい食べにくいので注意してくださいね。

レシピ3「豚しゃぶと大根おろしのさっぱり冷やしうどん」夏バテ予防におすすめ!

豚しゃぶと大根おろしの相性は抜群で、さっぱりと食べられるのにお腹が大満足するメニューですよ!

【材料】
・うどん 1人前
・豚バラ肉しゃぶしゃぶ用 50g
・大根 2cm幅位
・生姜 1片(しょうがチューブおおさじ1)
・顆粒だし 小さじ1
・麺つゆ 大さじ2
・薬味(ミョウガ、大葉、青ネギ) 適量

作り方

【手順1】
・鍋にお湯を沸かし、豚バラ肉を茹でます。

☆豚バラが茹で終わったら、次にうどんを茹でます。(うどんを茹でる前に、豚しゃぶを茹でることで、使う鍋を1つにしています)

☆うどんは茹で上がったら、冷水で洗いお皿に盛ります。

【手順2】
・ボウルに、茹でた豚バラ肉、大根おろし、生姜、顆粒だし、麺つゆを入れて混ぜておきます。

【手順3】
・うどんに(手順2)を乗せて、薬味をかけて完成!

事前に具材に味付けをしているので、どこを食べても美味しいですよ。

豚しゃぶががっつりと胃に重いかな?と思いきや、大根おろしがさっぱりとしているのでつるっと最後まですんなりと美味しく食べられるメニューです。薬味は是非たっぷりかけて食べてくださいね。

麺作りから調理まで! 自分の手で打ったうどんは格別な美味しさ!冷やしうどんで暑い季節を乗り切ろう

粉に塩水を混ぜて、こねて、薄く伸ばして、切って、茹でる。うどん作りの工程は多く感じますが、とてもシンプルで意外と簡単です。けれど、一つだけ言えることは、なかなかの体力勝負です(笑)。作り始めてから完成するまで2時間程度、食べられる頃にはちょうどお腹が空いてきます。

茹でたうどんは、麺つゆと薬味だけでも十分美味しいですが、さっぱりと食べられる[冷やしうどん]は、暑い季節におすすめです!キャンプのご飯に、雨の日のおうち時間に、是非手作り冷やしうどんを作ってみてはいかがでしょうか?