冬キャンプでは焚き火で暖をとることも多いですが、焚き火をしていると火の粉で洋服に穴があいてしまうこともあります。特にダウンジャケットは、ナイロンやポリエステルなどの火に弱い素材で作られていることも多く、火の粉で穴があきやすい難点も…。今回は、そんな問題を解決してくれる筆者愛用の燃えにくいダウンジャケット・NANGA(ナンガ)「タキビダウンジャケット」を紹介します。
筆者愛用のNANGA(ナンガ)「タキビダウンジャケット」 焚き火に適したアウター
NANGA(ナンガ)の[「タキビダウンジャケット」]は、生地に難燃性アラミドを配合した火の粉に強い難燃性のあるダウンジャケットです。
このダウンジャケットの良いところは、燃えにくいだけではありません。
基本的なダウンジャケットとしての保温性の高さはもちろんのこと、ポケットの数も多いので、バッグ要らずでお出かけできます。
大小合わせて7つポケットがありますが、筆者のお気に入りはサイドにある手を入れられるポケットです。
中の生地は肌触りが良く、暖かい素材でできているので、寒い日は非常に重宝します。
焚き火の火の粉に強い! NANGA(ナンガ)「タキビダウンジャケット」の細部を写真で解説
今回紹介するナンガ[「タキビダウンジャケット」]の細部を写真で紹介します。
●全体:ゆとりのあるシルエット&撥水性も◎
まずは全体写真になります。
シルエットとしては細身というわけではなく、しっかりした感じです。
撥水性も高いので、軽い汚れならふき取れば落ちます。
内側はナイロン生地で手触りも良いです。
●フード部分:取り外し可能&フードまでダウン入り
フードに関しては取り外しができます。
また、フード部分にもダウンが入っているため、非常に暖かいです。
●ポケット:大小さまざまなポケットが便利!
キャンプ時に使うペンチやナイフなど、少し大きめなものでも入ります。
つくりもしっかりしているので、破けたりする心配もなさそうです。
内側がフリース生地になっていてとても暖かいです。
小物入れというよりは、手を入れる場所といった感じです。
胸部分にあるポケットは意外と大きく、手のひらが収まるくらいの大きさがあります。
テッシュやハンカチを入れるのにも丁度いいです。
インナーポケットは、貴重品入れに便利です。
他のポケットと違い、ファスナー付きなので落とす心配もありません。
背中部分にもポケットがあります。
中は真ん中に仕切りがあり、分けられています。
値段以上の価値がある! ナンガ「タキビダウンジャケット」を2年間使ってみた感想
NANGA(ナンガ)の[「タキビダウンジャケット」]を2年間、寒い日は毎日使用した筆者のレビューになります。
●タウンユースならインナーを着こみ過ぎなくても大丈夫なほどの温かさ!
主にキャンプ時よりタウンユースでの使用が多かったですが、デザイン性も良いので普段使いでも問題ありません。
そして、難燃性だけでなく撥水性もあるため、軽い雨や雪でも滲みることなく快適に使用できました。
ダウンジャケットの保温性が高いので、街中に出かける場合はインナーを着込みすぎないほうがいいです。
スキー場や山間部のキャンプ場などの寒冷地向けのインナーについては、次項で紹介します。
●冬キャンプの焚き火でもストレスフリーで◎
冬場のキャンプ場で使用したときは、難燃素材なので安心感がありました。
普通のダウンジャケットだと、火の粉に気を使わないといけなかったりと気が抜けませんが、これを着ているとストレスフリーで焚き火を楽しめます。
値段は定価で6万円ほどしますが、値段以上の価値は感じられました。
使い始めてから今年で3年目ですが、破損などの異常もなく、問題なく着られます。
長期間着ることを考えれば、高い買い物ではないです!
ナンガ「タキビダウンジャケット」を寒い日に着るなら! おすすめインナー「もちはだ」を紹介
タキビダウンジャケットだけでは寒い時に、おすすめなインナーがあります。
それは[「もちはだ」]です。正直にひと言でいうと、最強のインナーだと思います。
真冬の日本海で船釣りをする時用に購入しましたが、もちはだ、パーカー、カッパの3点だけで快適に釣りができました。
スキーやスノーボードなど運動量が多い時は、逆に暑すぎて汗だくになるので注意が必要です。
もちはだにも種類がありますが、おすすめは超極厚生地です。理由は、これが一番暖かいから。ただ、それだけです。
他メーカーでも汗に反応して発熱するものなど創意工夫された製品がいろいろありますが、その中でもこの極厚生地の「もちはだ」が一番暖かいと感じます。(筆者の感想です)
上下靴下まで揃えると2万円近くしますが、例えば雪山で使用することを考えるとこの「もちはだ」と、風を通さないための上着だけで問題なく快適に過ごせます。逆に暑いくらいです。
インナーとしてだけ考えると高く感じますが、もちはだが防寒着だと考えれば、そこまで高くは感じません。
ナンガの「タキビダウンジャケット」で、冬キャンプと焚き火を楽しもう!
冬のキャンプは、寒さを原因に疎遠になりがちです。
しかし、適切な装備を揃えることで、問題なく楽しむことができるのです。
冬の澄んだ空気と静けさは、他の季節では味わえない体験。
特に雪上だと、雪が音を吸収するので静けさのレベルが違います。
暗闇の中、ライトで外を照らすと白銀のみ、異世界のような感覚になります。是非、一度は体験してもらいたいです。
今回紹介したナンガの[「タキビダウンジャケット」]と暖かいインナー[「もちはだ」]を着て、冬キャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。