今回はミズバショウやニッコウキスゲで有名な尾瀬ヶ原(通称:尾瀬)のお手軽ハイキングコースをご紹介します。起伏も少なく、歩きやすい道が多いため、初めての方でも楽しめるコースですので、是非参考にしてみてください。さらに、実際に筆者が行ってみた体験レポをはじめ、尾瀬の魅力やおすすめシーズン、持っていくと役立つアイテムなど盛りだくさんの耳寄り情報をご紹介します!

【尾瀬の魅力】ありのままの自然が残された貴重な国立公園!広大な湿地に咲く美しい高山植物にも注目

●日本の自然保護の原点!尾瀬国立公園とは

新潟県、福島県、群馬県、栃木県の4 県にまたがっている尾瀬国立公園は、国立公園特別保護区、国の特別天然記念物、ラムサール条約湿地にも指定されており、今回ご紹介する「尾瀬ヶ原」などを含む貴重な自然が残されているエリアです。

また、過去に何度も開発の危機がありながら、人々の努力により今日までありのままの自然が保たれていることから、日本の「自然保護の原点」とも呼ばれています。

●広大な面積を誇る尾瀬ヶ原!あの名曲の歌詞にある花も!

本州最大(約760ha)の高層湿原である尾瀬ヶ原は南北2km、東西6kmにもおよぶ広大な面積を誇ります。

その湿地では名曲「夏の思い出」に歌われたミズバショウやニッコウキスゲなどの美しい高山植物が楽しめます。

尾瀬ヶ原を最大限に満喫する秘訣!初心者でも安心なお手軽ハイキングコース&目的別のベストシーズン

●お手軽ハイキングにおすすめ!「鳩待峠(はとまちとうげ)から尾瀬ヶ原周遊コース」

尾瀬ヶ原の広大な湿原を十分に堪能できるおすすめルートです。

ほとんどの道が整備された平坦な木道ですので、とても歩きやすくサクサク進んでいけます。また、食事やトイレのある山小屋も多く、安心してハイキングできます。

天候の悪化や体力的にキツイ場合には、牛首(うしくび)分岐などの途中で折り返して、コース短縮をすることも出来る柔軟なコースです。

1.鳩待峠〜山の鼻 (約1時間)ビジターセンターにて食事可能、トイレ有。

2.山の鼻〜牛首分岐(三又)(約1時間)尾瀬の湿原の景色を楽しみながら木道の上を歩くハイキング。

3.牛首分岐(三又)〜竜宮十字路〜ヨッピ吊橋(約1時間30分)竜宮十字路の山小屋で食事可能、トイレ有。

4.ヨッピ吊橋〜牛首分岐(三又)(約50分)

5.牛首分岐(三又)〜山の鼻(約55分)

6.山の鼻〜鳩待峠(約1時間20分)

※合計所要時間:約6時間30分
※総移動距離:約17km

鳩待峠へのアクセスは車の場合、マイカー規制もあるため、途中からはバスやタクシーで向かいましょう。詳しくは片品村観光協会の[公式サイト]をチェック。

●おすすめシーズン

四季折々の様々な表情を見せる尾瀬ですが、その中でもおすすめシーズンがあります。例年、5月中旬から下旬ごろに雪解けで山開きとなります。

有名なミズバショウを見るなら5月下旬〜6月上旬、ニッコウキスゲならば7月中旬〜8月中旬が見頃です。紅葉を楽しみたい方は9月下旬〜10月中旬がおすすめです。

尾瀬ハイキング「必須装備」&「持参を心がけたいアイテム」肌寒さ対策にフリースや手袋があると便利

尾瀬は標高が約1400mの高原であるため、気温は平地のマイナス10〜15℃くらいを想定して服を選びましょう。

●必須装備

・動きやすい服装:速乾性のよい素材がベスト(動きにくい&乾きにくいジーンズはNG)

・防寒着:温度調整しやすいように薄手と厚手の上着がおすすめ

・運動靴:登山靴がベストだが、尾瀬ヶ原ハイキングならばスニーカー等でも可

・リュック:両手が空くようにリュックがおすすめ

・食料・水分:途中の山小屋で水分や食料は購入できるため、持ちすぎにも注意(水は1L程度までにして後は都度購入がおすすめ)

・小銭:トイレのチップ用として必要

・[レインウエア] or 折りたたみ傘:天候の悪化に備えて必ず持参(両手が空くレインウエアがおすすめ)

●持参を心がけたいアイテム

・ゴミ袋:ゴミは持ち帰りましょう

・帽子や日焼け止め:日差し対策に

・ファーストエイドキット:もしもの時のために持参がおすすめ

・タオル数枚:汗拭きや防寒など様々な用途で使える

・手袋:防寒用として

●ワンポイントアドバイス

初夏(5〜6月)やシーズン終盤(10月〜)では冷え込むため、フリースや手袋があると重宝します。

軽量で保温性の高いマイクロフリースを採用しているザ・ノースフェイスのジャケットはシーンを問わず活用できるのでおすすめです。

手袋でおすすめなのが、以下の防寒手袋。

二層構造の素材によって防水効果に優れ、高い滑り止め設計でグリップ性もよく、ウィンタースポーツから登山、バイクなどあらゆるスポーツにも汎用ができます。

またふわふわの裏起毛によって、肌触りもよく保温性も高く作られています。

実際に行ってみた! 尾瀬ハイキングで見える風景をピックアップ 〜自然保護を意識して歩こう〜

それでは、筆者が実際に尾瀬ヶ原ハイキングをした時の写真をご紹介しながら、その様子を解説していきます。皆さんが計画を立て行くまでの間、イメージを膨らませて準備しておきましょう。

コース入り口にはごみ持ち帰りの注意書きと国立公園尾瀬の標識を発見。ごみは必ず持ち帰り、貴重な自然はみんなで守っていきましょう。

途中のビジターセンターには動物の標本もあります。こちらも貴重な展示ですのでやさしく触ってあげてください。

国立公園なだけあって、途中には山小屋などの休憩所が多くあります。トイレを済ませたり、食事などもできる便利なスポットです。

広大な尾瀬ヶ原の湿地と雄大な周囲の山々を見ながら贅沢なハイキングが楽しめます。歩きやすく整備された木道ですが、油断して足を踏み外さないように注意が必要です。

もちろん、自然を守るための木道ですから、木道以外を歩くことは禁止されていますし、カメラ三脚の設置も禁止です。さらに、植物の摘み取りや落ち葉を拾うことも禁止なので注意しましょう。

詳しくは尾瀬保護財団のHPにて注意事項などを事前に確認しておきましょう。

公益財団法人・尾瀬保護財団HPは[こちら]

ミズバショウに並んで尾瀬を代表する花、ニッコウキスゲです。筆者が行ったときにはややまばらでしたが、ベストシーズンにいけばあたり一面の美しい花に囲まれながらハイキングが楽しめます。

お気軽に楽しめるおすすめ尾瀬ハイキング!〜自然保護の意識も忘れず持参しよう〜

起伏も少なく、ほぼ整備された木道を歩くため、どなたでもお気軽に楽しめるのが尾瀬ハイキングです。気軽に行ける一方で、忘れてはならないのが貴重な自然を守る自然保護の意識です。多くの人々が守ってきたその歴史を思い浮かべながら、四季折々の自然を尾瀬ヶ原で満喫してはいかがですか。

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