道民の道内旅行を、道が最大1万円助成する「どうみん割」。1日から利用が始まり、事業者と観光客双方から期待が寄せられています。

 「おひとり1万3700円。補助適応前の金額です」(旅行代理店窓口)

 札幌市中央区の「JTBトラベルゲート札幌」では、事前に来店予約をした客を対象に「どうみん割」の販売をスタートさせました。

 「本当はハワイに行く予定だったんですけど、コロナの影響でキャンセルになったので、今回はどうみん割を使って函館へ」(女性客)
 「3、4か月も全然出ていないので、ちょっと温泉に行こうかな」(男性客)

 「どうみん割」は、おととしの胆振東部地震で国が導入した「北海道ふっこう割」を超える反響だといいます。

 「3日間で1000件を超えるというのは、今までにない来店予約を頂戴しています。これは私どもの恵みのキャンペーンだと思って、社員一同うれしく思っております」(JTB事業統括部・吉田仁美さん)

 予約数は、前年と比べ、8割から9割ほど減ったというだけに、この「どうみん割」に大きな期待を寄せています。
 洞爺湖町のこのホテルでは、どうみん割の宿泊プランが、およそ5時間で完売しました。先月、混雑やマスクの着用状況を、AIが分析するシステムなど、最新の感染対策も導入、「安全・安心なホテル」として今後、需要が伸びることを願っています。

 「どうみん割を利用して宿泊していただけるお客様に来ていただけるということで、期待しております」(洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス・岡部諭史支配人)

 1日、2か月ぶりに営業を再開した札幌グランドホテルです。例年はこの時期、6割から7割ほどの予約が埋まっていますが、今年はその10分の1ほど…。「どうみん割」に熱い期待を寄せるとともに、手ごたえも感じています。

「実際にホームページのアクセス数が、通常営業の1.5倍から1.7倍まで増えておりますので、非常に関心の高いキャンペーンだなと感じております」(札幌グランドホテル・須田雅之副総支配人)

 対象プランの利用者には、ホテル内の施設利用券や駐車場を無料にするなどの特典をつけて、さらなる利用促進を図る考えです。
 第2弾、第3弾と続く「どうみん割」。大きな打撃を受けた観光業界の後押しとなるのでしょうか。