15日、ロシア当局に連行された根室の漁船は船の上での魚の加工についてロシア当局から指摘を受けていました。
加工の規定は今月変わったばかりで漁業者に十分に伝わっていなかった可能性もみえてきました。

連行されたのは歯舞漁協所属のマダラ漁船「第68翔洋丸(しょうようまる)」です。
道などによりますと翔洋丸は15日午後、漁業協定に基づくロシア海域での漁のあと、色丹島沖でロシア側の検査を受け国後島の古釜布(ふるかまっぷ)港に連行されました。
乗組員6人の健康状態に問題はないということです。
「政府としては人道的観点からも、乗組員および船体が早期に帰港できるようロシア側に引き続きしっかり働きかけ等を行っていきたい」(菅官房長官)
道に入った連絡によりますと、連行された漁船は頭を切り落としたアブラガレイを船に積んでいたことを、ロシア側から指摘されたということです。
ロシア国境警備局はJNNの取材に対し、船と船員を拘束した理由について「記録されていた魚の量と実際の漁獲量が一致せず、714キロのエイが記録されていなかった。今年から船内での魚の加工が禁止されているが、加工された魚がみつかった」と説明しています。
船の上で加工できる魚の種類は日ロの協定に基づく規定で決められていて、アブラガレイは今月から加工ができなくなっていました。
しかし、地元の漁業者は規定が変わったことを「知らなかった」と話します。

「(ことしから加工が取り決めでだめになったのは?)「知らなかった」(ルールは周知されていない?)「ロシア側とちぐはぐな点もある。はっきりしてほしい」(一緒に操業していた漁師)

変わったばかりのルールが漁業者に浸透していなかった可能性もありそうです。