去年10月の消費税増税に伴い、始まったキャッシュレス決済のポイント還元制度が、30日で終了します。「非接触型」の支払い方法として、新しい生活様式にも加えられていますが、果たして浸透はしたのでしょうか?

 札幌市手稲区のスーパーです。ポイント還元制度の最終日の30日も、多くの買い物客が訪れました。キャッシュレス決済のシステムを導入したのは、去年の10月。その場で5パーセント還元されるため、今では、多くの買い物客がクレジットカードなどのキャッシュレス決済を利用しているといいます。

 「キャッシュレスで5パーセント還元ができてから始めた」「いちいち現金をお財布から出さなくて済みますし、ポイントつくのもありますし」(買い物客)

 「キャッシュレス比率で先月で約42パーセント。タバコ、お酒、お米、特にこの3点が駆け込み需要としてはすごく多いなと感じる部分がありますね」(キテネ食品館・中塚誠社長)

 ポイント還元制度は、30日で終了しますが、「キャッシュレス化」は、店にとって悩みの種でもあります。カード会社などに支払う手数料の問題です。制度の期間中は、通常5パーセントから7パーセントの手数料を、政府が3.25パーセント以下に抑えるよう求めてきましたが、今後は、どうなるかまだ、わかりません。

 「キャッシュレス比率が上がれば上がるだけ、手数料の金額は上がってきますから、それだけお店の負担が増えてくるので、やはり厳しくなってくる面は出てくるかなと思いますけど、お店のことも考えた施策を政府でやっていただければ」(キテネ食品館・中塚誠社長)

 札幌市北区にある市場です。客の多くは、現金払いの高齢者ということですが、ここにも、少なからず「キャッシュレス化」の波は押し寄せていました。

 「(スマホ決済)これはとにかくすごい。10人に3人が使ってるね」(鮮魚店)

 しかし、さらに「キャッシュレス化」を浸透させるには、スマートフォンを使った決済に不慣れな高齢者に、分かりやすい仕組みが必要との声も聞かれました。

 「手数料はここまできたら仕方ないかな。使われているお客さんがいるので、ニーズがあるので、やめないで継続してみようかなと。うちみたいな店はご年配のお客さんが多いので、使っていただきたいんですけど、なかなかそういった年代の方に浸透するのはまだ難しいかなと思ってます」(サンQ青果・奥山善彦代表)