新たな感染に備えて、病院や介護施設が、今も確保を進める医療資材。道内でも意外な企業が独自のノウハウを生かして生産を始めています。

 札幌で企業のユニフォームを製作する「イガタワークス」。先月から衛生用のキャップをつくり始めました。
 材料は、農業資材用の不織布。札幌の企業が提供します。

 「ふだん私たちが扱っている商品とは、まったく別の農業用の資材で生産にこぎつけた。協力してもらえたことが非常にありがたい」(イガタワークス・井形裕司社長)

 一方、小樽では…食べ物のパックが医療の現場を救う!

 食品のパックや贈り物用の紙箱を製造する、小樽の「極東高分子」。

 「観光に関するお土産用のお菓子とかに関する包装資材の減少ですとか、あと業務用では飲食店がかなり打撃を受けており、当社も同じように製品の出荷量は減っている状況です」(極東高分子・大野寿之社長)

 医療現場で防護服が不足していることを知り、立ち上がりました。

 「こことこちらの方に2か所、(ミシン目を)入れて、トイレットロールなどでも切れ込みの入った商品がございまして、それをヒントにしまして、今回このような形式に…」(極東高分子・村上智部長)

 ポリ袋を加工するノウハウで、防護服やそでをつくり、札幌の病院に届けました。

 「感染症を受け入れてる病院は、(防護服が)一気になくなって大変だったんでしょうから、それでこういう需要が出てきたと思う。第二波に備えてやっぱりこういうものを準備しておかなきゃならない」(宮の森記念病院・山田千鶴子看護部長)

 「防護服の手作り」も考えていた病院には好評。でも、こんな指摘も…。

 「脱ぐときにウイルスに感染してしまうので、そこがちょっと難儀なんですよね。はさみで誰かに切ってもらうしかない。頭の上に不潔なものを通すということはまずない」(宮の森記念病院・山田千鶴子看護部長)

 「(改良できそう?)できそうです」(極東高分子・村上智部長)

 職人魂に火が付き早速、改良に取り掛かりました。