今年の習志野は2年生6人が熱い!来夏までワクワクが止まらない!


躍動した習志野の2年生選手たち ※写真は昨秋撮影

 10年ぶり出場の習志野。美爆音をテーマにする吹奏楽部が観客を魅了する演奏をしたように、日章学園戦ではなんと6人の2年生が甲子園のグラウンドで躍動した!

2番・小澤 拓海
4番・櫻井 享佑
5番・高橋 雅也
6番・和田 泰征
7番・山内 翔太
9番・角田 勇斗
 小沢、高橋、角田の3人は佐倉シニア出身でジャイアンツカップ優勝を経験している逸材だ。

 突破口を切り開いたのは、練習試合を通じてチームの本塁打王である5番高橋だった。打球は左中間を鋭く破る三塁打。高橋は、「僕は追い込まれる前に打つことを意識していますし、早いカウントの方が結果的に打てるボールが多いんです」と自分の強みを語る。そして9番角田もレフトの頭を超える適時三塁打を放ち、大きく点差を広げる活躍を見せた。角田は最近、調子を落としていたが、小林徹監督の声掛けで吹っ切れたという。
「9番だからと声をかけられて、ずっと1番でしたので、1番らしい仕事をしないといけないと思っていましたが、9番だから気楽にいけといわれて、しっかりとスイングができたと思います」

 角田はさらに守備でも好守備を見せる。2回裏、遊ゴロを軽快に裁き、併殺を演出。さらに5回裏には5番石嶋瑠衣が放った二塁ベース付近のゴロを軽快に裁き、アウト。さらに7回裏には、三遊間へ抜けそうな打球を追いついて、1回転してそのまま二塁へスローイング。フォースアウトを決め、流れるような守備で甲子園のファンを魅了した。昨秋から進化した点はイレギュラー処理だ。きっかけは二度の顔面直撃だ。イレギュラーバウンドに反応できず、前歯に当てることが2回。小林監督に恐怖心を取り除くにはどうすればいいか相談したところ、低い姿勢で右側からボールを見ることを勧められた。

 「正面で見すぎてしまうとうまくバウンドが合わなかったので、低い姿勢で、右側からボールを見ることによって前進してもバウンドに合うようになったんです」
 一度、壁にぶち当たりながらも攻守ともに成長した角田は、甲子園で輝きを放った。

 そして先発の山内は120キロ前半と決して速くないが、ボールを受け取ってから5秒以内に投げる高速テンポ投球で、相手の間合いにさせない。また走者を出してからも10秒以内に投げ込むテンポの良さ。その理由について「相手のペースにさせない意図がありますし、実際に僕も野手として守っているとテンポが遅いと守りにくいので、テンポを良くしています」と説明する。山内のテンポの良い投球が習志野守備陣の好守備を生んでいる。

 櫻井、和田は緊張しっぱなしの初戦だった。その中でも一塁・櫻井は投手への声かけ、和田は足を動かすことを意識して守り、小林監督からまじめすぎると言われるので遊び心を持ってプレーしているという。この2人の緊張がほぐれ、持ち味の強打を発揮するとさらに破壊力が増すだろう。

 角田と二遊間を組む小澤は佐倉シニアでは控えだったが、高校でレギュラーを獲得できたのはバットを短く持ち、感覚をつかんだことが大きかった。
「長く持っているときよりも振る感覚が良くなってミートできるようになりました」とこの試合でも2安打を放った。さらに守備ではフットワークを磨くことを意識し、守備範囲を広げた。

 高い能力を示し、甲子園に集まった高校野球ファンを驚かせた習志野の新2年生たち。次の相手は星稜だ。山内はワクワクする気持ちを抑えきれない。

「本当にすごいチームですし、投げることが楽しみです。もし投げる機会があれば、しっかりと準備をしてチームの勝利に貢献できるようにしていきたいと思います」

奥川 恭伸擁する星稜にあっと言わせる戦いを見せることができるのか。

取材=河嶋 宗一


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