【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を見られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
首位を独走するジャイアンツに2勝1分と善戦をみせた与田ドラゴンズ。しかし、先週前半のベイスターズ戦は同一カード3連敗を喫した。敗因は3試合で計2得点にとどまった打線。なにも得点力不足は今年に始まった問題ではなく、原因は一体何なのか・・・。
8月9日の放送は、竜が抱える“点が入らない問題”について、ドラゴンズの元監督・谷繁元信さんがひとつの改善策を提唱。さらに8月に入って不振に喘ぐ主砲・ビシエド選手と、今季1軍初昇格をはたした根尾昂選手についても言及した。
まずは谷繁さんがドラゴンズの得点力不足の象徴として挙げた“あるシーン”から・・・


■竜の得点力不足を象徴した“福田の併殺打”

 谷繁さんが得点力不足の象徴に挙げたシーンは、8月4日のベイスターズ戦。2回表に2本のヒットで1死1、3塁のチャンスをつくり、打者・福田永将選手がショートへ痛恨のダブルプレーで先制機を逃した場面である。

谷繁氏:中途半端な“あっ、打っちゃったな”というスイングなんですよね。福田としても最終的にバッティングの考えがまとまらずに打たされてしまった。このシーンがチームとしても課題の得点力不足の原因のひとつだと思うんです。


■谷繁氏も唖然 “打率”より低い“得点圏打率”

番組が調べたドラゴンズの“得点に関するリーグワースト”の項目は6つ。「得点」、「打率」、「HR」、「四球」、「出塁率」、「得点圏打率」―。このデータから谷繁さんが問題視したのは、「打率」よりも「得点圏打率」の数字が下回っていることにあった。

谷繁氏:僕が気になるのは出塁率と得点圏打率ですね。チーム打率よりも得点圏打率が下回ることは、普通はあまりないんですよ。僕クラスの選手でも、打率が2割4分だったとしても得点圏打率は2割5分くらいとか多少は上がっていたので。得点圏打率が打率より低いことに問題があると思います。


■谷繁氏が考える得点力向上のキーワードは“体現”

ドラゴンズの打線が得点力を上げるために必要な事として、谷繁さんが提言したキーワードは“体現”。その真意とは・・・

谷繁氏:(打つための)準備というのは絶対にやっているはずなんですよ。試合前にも相手ピッチャーを分析しますし、打席に入る前も準備をしていますけど、その準備をしたことを打席の中で“体現”していく。これはずっと課題にはなっているんですけど、もうそろそろそれができるようにならないといけない選手が多いですよね。打席に入るとどうしても「このボールもくるんじゃないか」と迷いが出るんですよね。そこで腹をくくって、自分が準備をしてきたことを、そのまま打席でやってみるんです。割りきりが大事? もちろん! 全部打てるわけじゃないですから。いいバッターでも3割ですから。得点圏打率もよくて3割ちょっとですから。


■ビシエドの不振は責任感の強さが起因

ビシエド選手は6・7月の打撃成績が打率3割9厘、本塁打9、打点32と好調をキープしていたにもかかわらず、8月に入ると8日終了時点まで無安打と絶不調。谷繁さんはビシエドの不振の原因について、チーム状況の悪さをカバーしようとする責任感の強さが関係していると分析。

谷繁氏:(不振の原因は)開幕から1カ月半が過ぎてちょうど疲れが出てくる頃。あとはチームの打線の状態があまりよくないので、彼はどうしても責任感が強いですから。自分がなんとか打たなければと焦っているところからバッティングの調子を崩しているんじゃないかと思いますね。


■根尾は1本のヒットで本来の姿に戻れる

根尾昂選手は7月28日から8月2日の間、2軍の試合で18打数9安打の打率5割、打点11、本塁打2の好成績を残して今季1軍初昇格を果たした。8月4日のベイスターズ戦でプロ初の1軍でスタメン起用されると、結果は惜しくも3打数無安打に。それでもレフトの守備では2度の好プレーを披露。フェンス際の飛球に俊足で好捕をみせると、さらに持ち前の強肩を活かした本塁へのストライク送球で補殺した。高卒ルーキーの石川昂弥選手や岡林勇希選手がすでにプロ初安打をマークしており、根尾にもメモリアルヒットが待たれる。はたして谷繁さんの目には根尾の打撃の状態はどう映ったのか・・・

谷繁氏:やっぱり1軍のピッチャーは2軍のピッチャーよりもキレがあると感じていると思います。少しだけ右の肩の開きが早いんですよね。2軍で打っていた時の打撃フォームと比べると少しだけ右の肩の開きが早い分、自分のポイントで打てていないですね。でも一本出れば変わると思います!


■イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。「得点力不足の原因として、盗塁の少なさも関係しているのでは!?」

今週のサンドラを観た感想・・・。「得点に関するリーグワースト」が6項目もあれば、そりゃ点が入らないわけだ、と納得しながら他も調べてみると、やっぱり目に付いたのが「盗塁」の数。「9」はベイスターズの「8」に次ぐリーグ5位。ベイスターズは盗塁なんかしなくても、リーグ2位を誇る本塁打という武器があるのだから問題ではないのでしょう。しかし、ドラゴンズは本塁打の飛び道具も使えなければ、足を絡めた攻撃もできない・・・。
シーズン途中から攻撃スタイルを変えることは無理だとしても、せめて、せめて! ベンチに走塁のスペシャリストを置いてほしい。いや、今はまだスペシャリストでないにしても、スペシャリストに育成してほしい。2軍では高松渡選手と滝野要選手がいずれもチームトップの4盗塁をマークしている(ズバ抜けた数字ではないが・・・)。彼らを試合終盤のここぞの場面で起用してとにかく盗塁をさせる! たとえ失敗をしても責めることはせず目をつぶろうではないか。ただやみくもに安打が繋がって、得点するのを待つ野球に正直、期待は・・できなくなりつつある。

与田剛監督が思い描いていた攻撃プランが本当に今のカタチなのか。もしも違うのであれば、今からでも思い切った采配で与田野球をみせてくれることを強く願いたい。あっ、最後になんだかエラそうなこと言ってスミマセン!!


(このコラムを書いたのは・・・、サンドラ視聴歴約30年のアラフォーな竜党おじさん)

画像:「サンデードラゴンズ」(C)CBCテレビ