サンフレッチェ広島ACL8強ならず、残り30分を切ってからの猛攻及ばず、柏好文、パトリックら無念、城福浩監督は唖然…

サンフレッチェ広島ACL8強ならず、残り30分を切ってからの猛攻及ばず、柏好文、パトリックら無念、城福浩監督は唖然…

AFCチャンピオンズリーグ、ノックアウトステージ(決勝トーナメント)ラウンド16
1回戦・第2試合 サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ
(6月25日、広島広域公園陸上競技場、午後7時キックオフ)

サンフレッチェ広島3‐2鹿島アントラーズ
0 前半 1
3 後半 1

得点者
33分 土居聖真(鹿)
66分 パトリック(広)
72分 佐々木翔(広)
89分 土居聖真(鹿)
90分+5分 パトリック(広)

入場者:4,729人 天候:晴、弱風 気温:25・8度 湿度:68パーセント
ピッチ:全面良芝、水含み 主審:アリ アルカイシ(イラク)

 

サンフレッチェ広島のクラブ史上初のアジア8強以上の夢が消えた。試合後の会見ルームには異様な空気が漂った。2試合合計3−3のスコアとなりアウェイゴール差で日本勢対決を制した鹿島アントラーズ。チームを代表してマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたMF遠藤康が言った。

「お疲れさまです…。えー…、試合の結果は負けてしましましたけど僕らが進出ということで、広島の気持ちの分も持って僕らが上に上がってまた優勝しに行きたいな、と、切り替えてやっていきたいなと思います」

記者からの質問には、さらにこう続けた。

「試合が終わったあと、広島の選手が審判に抗議してましたけど、ああいう気持ちはすごい分かるというか、ちょっと不安定なジャッジもちょっとあった中でその悔しい気もちがしてた分、その気持ちを受け取って僕たちがまた上に上がっていきたいなと思っています」

そのあと会見場に現れたサンフレッチェ広島の城福浩監督はもちろん遠藤の言葉は聞いていない。聞いていたらどうだったか…

試合の振り返りを、と促された城福監督は、ふた呼吸置いてこう言った。

「選手は…持てる力を…まあ発揮してくれたと思いますし…。まあ、冷静に受け入れるにはあまりにも、厳しい試合だったと。まあ、これを黙って受け入れなければいけないのがサッカーなのかもしれませんし…、この悔しさを晴らすのはやはりアジアの舞台でしか晴らせないので、アジアのレベルを、サッカーのレフェリーのレベルを上げるのであれば我々がその舞台に立たなければいけない。それを改めて感じたゲームでもありました。サポーターは最後まで背中を押してくれたので、次の試合でサポーターと一緒に喜び合いたいと思います」

ここでも記者から「あえて次に繋がるものは?」との質問がだったが「…がんばります」のひと言だけ。その返答は最前列で聞いていても、どこから声が出ているのかわからないほどだった。

 

敵地で0−1負けを喫してから一週間。絶対に与えてはいけない先制点を許したサンフレッチェ広島が確実にアジア8強に近づいた時間帯が、この日のホームのピッチには存在した。

66分、右サイド深い位置からのMF柏好文のクロスを、ファーサイドで張るパトリックが頭で叩き込みまず1点。

広島はMF川辺駿OUT、MF野津田岳人IN、鹿島もMF名古新太郎OUT、MF白崎凌兵IN。

ピッチの空気がざわつく中、72分にまた柏の右からのクロスをパトリックがヘディングシュート。相手GKからの跳ね返りをMF森島司が後ろに流して詰めていたDF佐々木翔が左足で豪快に蹴りこみ2点目、あと1点…

その2分後、鹿島は土居が抜け出し、かなり高い位置にいた広島GK中林洋次が体を張って止めにいったがこれはレッドカード…

10人で”あと1点”を目指す追いかける側、「相手の人数のところでの駆け引きで少しネガティブな反応をしてしまった」(鹿島・大岩剛監督)という逃げる側…

互いの思いが混然となる中、80分にはペナルティエリア内を攻め上がるパトリックが接触プレーで倒された。が、PKならず。さらに抗議したドウグラス ヴィエイラにはイエローカード。

運命のジャッジはその2分後だった。

右サイドで柏がクロス、パトリックがネットがまたネットを揺らす…

3点目

そんな歓喜の瞬間は訪れず、柏にシミュレーションの判定が下されノーゴールとなった。

89分、CKを獲得した広島はツーテンポ置いてからGK林卓人にも攻撃参加を指示。しかし結果は残酷で、逆に無人のゴールにロングシュートを決められ2−2に。得点者はここでも土居だった。

アディショナルタイムは5分。そのラストプレーがパトリックのPKだったのはこの試合をある意味象徴していたと言っていいだろう。「ゴール!」の場内アナウンスに沈み返るホーム側と沸き返るアウェイ席。あれほど主客転倒のエンディングには、そうはお目にかかれない。

柏のシミュレーションは主審が最初から”狙っていた”ものだったのだろう。パトリックの一件で”倒れること”に対してナーバスになり、即座に反応したようにも見えた。クロスを上げた柏の方だけを注視して、ゴールが入ろうが外れようが関係なし。それがこの日の主審、イラクのアリ アルカイシさんのジャッジだったのである。

試合後の柏の話

先制点を許す中で自分たちの気持ちを見せれたと思うし、勝負ごとで受け入れ難いジャッジが多かったですけど、まあそこを含めての勝負だと思います。鹿島には自分たちの分も頑張って欲しいと伝えましたし、なかなか切り替えるのは難しいですけど、リーグ戦でまた鹿島とやるので借りをしっかり返したいと思います。

審判にはシミュレーションと言われましたし、まあどういう状況であれゴールに直結するボールを出しているので、ゴールになったという事実はあると思います。倒されたか倒されてないかというのは、その状況の中でもしっかりパスを出して…もらいにいってダイブでそのまま状況が流れる場合とは違っている訳で、決定的なパスを出しているという事実があるので…ゴールに行くまで過程として最後までしっかり見て欲しかったなというのはあります。


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