今永KOしたのに床田がグラブを叩きつけて1イニング7失点の悲劇、さらに延長サヨナラ3ラン被弾で広島のリーグ4連覇霧散、ビジパフォの呪い…

今永KOしたのに床田がグラブを叩きつけて1イニング7失点の悲劇、さらに延長サヨナラ3ラン被弾で広島のリーグ4連覇霧散、ビジパフォの呪い…

画像は横浜スタジアムの床田寛樹投手

 

9月19日 ●8−11x(延長11回) DeNA、横浜スタジアム
通算69勝68敗3分け(巨人まで5・5差、巨人の優勝M4のまま、2位DeNAまで2・5差の3位)
18時1分開始・3時間56分・2万9703人
相手先発 今永4回3分の1、7安打7失点
本塁打 鈴木28号①、長野5号④、會澤12号①

一番センター西川
二番セカンド菊池涼
三番ライト鈴木
四番レフト長野
五番キャッチャー會澤
六番サードメヒア
七番ファースト堂林
八番ショート小園海斗
九番ピッチャー床田5回3分の1、80球8安打5失点(自責5)

シーズン大詰めに来て”決戦”のたびに黒星を重ね、あとがなくなった広島。この日はDeNAとの最終戦。勝てば逆転2位フィニッシュの可能性が広がり、負ければリーグ4連覇の夢が潰える、という”横浜決戦”に臨んだが、結果は7点リードを追い付かれ、延長十一回にサヨナラ3ランを許すという凄まじいものになった。

ひろスポ!ではこの”現象”を「ビジパフォの呪い」と呼んでいる。

野村前監督が広島を指揮した2010年から2014年までと、緒方監督の2015年以降では、レギュラーシーズンの対DeNA戦の数字に大きな開きがある。

年度別の広島の対DeNA戦成績は次のとおり、最後の○数字はその年のDeNAの順位、そのあとの数字はDeNAの最終勝率、2019年はこの日の結果も含む。順位は暫定。

2010年 15勝9敗、勝率.625    ⑥.336
2011年 17勝7敗、勝率.708    ⑥.353
2012年 16勝6敗2分け、勝率.727 ⑥.351
2013年 13勝11敗、勝率.532   ⑤.448
2014年 15勝8敗1分け、勝率.612 ⑤.472
・・・・・・・・・・・・・・・・・
2015年 10勝15敗、勝率.420   ⑥.473
2016年 13勝12敗、勝率.520   ③.493
2017年 12勝13敗、勝率.480   ③.529
2018年 13勝11敗1分け、勝率.542 ④.474
2019年 11勝13敗1分け、勝率. 458②.522

ラミレス監督がDeNAの指揮を執るのは2016年から。なんとこれで4シーズントータルでの対戦成績はまったくの五分となった。

広島は圧倒的な強さでリーグ3連覇を成し遂げた。ゆえに「互角」はおかしくないか?

2015年5月16日。広島球団はマツダスタジアムでこの日開催されたDeNA戦で、関東、東海、関西のカープファンを貸切新幹線でスタジアムに「招待」、カープファンはビジターパフォーマンス席で応援、ベイスターズファンはその片隅に追いやられたかっこうになった。

現在ではビジターパフォーマンスの名称も消えてしまった。その当時、カープファンのひとりが広島球団のありように危機感を抱き口にしたのが「ビジパフォの呪い」である。

2017年8月終わりの横浜スタジアム。広島は3試合連続のサヨナラ負けを喫した。さらにその年のクライマックスシリーズではマツダスタジアムで戦ったにもかかわらず4連敗して日本シリーズ切符をDeNAにさらわれた。ありえないことが何度でも起こるのはやはり「呪い」のせい?

ゆえにこの日もそう考えれば合点がいく。

今季、散々苦しめられた今永を五回途中でKOしてリーグナンバーワン左腕から奪った得点は7。それなのに六回にソトの3ランと梶谷の代打満塁ホームランで同点にされ、八回に會澤のソロで勝ち越しても、また梶谷に同点適時打を許し、最後にはソトにカープファンで赤く染まるレフトスタンドに叩き込まれた。

広島にもチャンスはあった。八回、1点を勝ち越してなお二死二塁では代打・磯村がエスコバーから右中間へライナー性の当たりを放った。しかしセンターに入っていた梶谷がこれをぎりぎりのところでキャッチ…

九回の二死一、二塁でも會澤の抜けるはずのセンター返しが、飛びついたセカンド・中井のグラブの先に引っ掛かった。セカンドに送られてアウト。リクエストでも判定は覆らなかった。

広島ベンチの継投策がことごとく裏目に出たことが勝敗に直結した訳だが、勝負のあや、を上げていけばきりがない。

だが、もしもひとつだけに絞るなら床田vs筒香だ。

床田はこの日がDeNA戦今季6度の先発で、最初の対戦(4月13日・横浜スタジアム)ではいきなり1失点完投勝利をマークした。この時、筒香の第2打席は右肘への死球だった。筒香はそのまま交代した。

その一週間後、マツダスタジアムで再び筒香と対戦した際には第2打席でインハイに投じたツーシームをライトスタンドに叩き込まれた。

前回8月30日のマツダスタジアムでも初回に筒香にソロを打たれた。7回を投げて自責1で勝ち星を逃した。

この日の床田は5回までわずか55球。しかし六回、先頭の宮崎に7球目を左前打された。ロペスは2球で打ち取ったが、筒香にはフルカウントになった。6球目はやはりインハイへ。これが筒香の右手をまた直撃した。

この死球で潮目が完全に変った。続くソトには3球目をレフトスタンドに打ち込まれ、さらに代打・嶺井と大和に連打された。

交代を告げらてた床田は「カープを倒せ!」のベイスターズファンのチャンテを背にベンチに戻るとグラブを思いきり叩きつけた。9回投げれば初の規定回数だったから、かもしれない。

だが佐々岡投手コーチもその行為には厳しい見解を示していた。この交代に関しては「ビジパフォの呪い」など関係ないし、誰のせいでもない。床田自身が筒香に投じたその1球が、ほとんどこの日は輝きを失いかけていた横浜の星たちを蘇らせてしまったのである。(ひろスポ!・田辺一球)


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