たった2キロの距離なのに30分遅れで到着の中日ナイン、マツダスタジアムの致命的欠陥と中央公園新サッカースタジアム

たった2キロの距離なのに30分遅れで到着の中日ナイン、マツダスタジアムの致命的欠陥と中央公園新サッカースタジアム

画像は南区松原町の広島駅前交差点からおよそ500メートル西側の城北通り、マツダスタジアムで”何かあるたびに”まったく動かなくなる時間帯があるが、バスも巻き込まれて大変な状況だが行政も地元メディアもスルー

 

 

台風17号の影響で9月22日、マツダスタジアムで行われる予定だった広島と中日のナイトゲームは中止となった。

そんな中、中日の選手を乗せたバスが予定より30分遅れでマツダスタジアムについた、という記事がヤフーニュースに掲載された。配信元は中日スポーツ。

広島のメディアはもう興味さえ示さなくなっているが、マツダスタジアム周辺道路の渋滞は年々、悪化の一途を辿る。

そうでなくても渋滞がひどいのに、そこにマツダスタジアムでの公式戦開催や悪天候が重なれば、ますます車の流れは悪くなる。JR広島駅周辺の再開発がそれに拍車をかけており、例えばマツダスタジアムでナイトゲームがある場合、午後4時ごろにはすでにJR広島駅やマツダスタジアム周辺の道路は広範囲に渡って混雑し、場所によってはほとんど車の流れが止まる。

今回の中日スポーツの記事では、マツダスタジアム東隣りに隣接するコストコへの車が渋滞の原因になったと紹介されている。コストコへもマツダスタジアムへも片側1車線のアクセス道しかないのだからそれも当然だが、渋滞の原因はそれだけではない。

南区松原町の広島駅前交差点に至る城北通りからの車の流れと、駅前通りなどからの車の流れが大洲通り(県道164号広島海田線)に”束になって”向かうのだから片側2車線が1車線に減るマツダスタジアムのところが”ネック”になるのは当然だ。

中日スポーツの記事によると、中日ナインを乗せたバスは30分遅れでマツダスタジアムに到着したとある。通常15分の距離を45分もかけて来たことになる。ビジターなので我慢は一時のこと?だが、沿線・近隣住民や路線バス、タクシーは日常的にそうしたストレスにさらされている。

マツダスタジアムは供用開始からすでに11年目を迎えた。ビジターのチームの選手は異口同音に渋滞については苦言を呈している。おそらく市民らからは様々な声が行政、警察には寄せられているだろう。深刻な交通事故も多発しているから当然だ。

だが、こうした危機的状況について、抜本的な対策を取ると言う話も聞かないし、調査して検討中、という訳でもなさそうだ。

現在、広島市中区の中央公園に計画されている新サッカースタジアムも、その動線を抜本的に考え直さない限り、マツダスタジアムと同じような事態を招く可能性が高い。

「マチナカスタジアムなんだから、チームも徒歩で…」などとは口が裂けても言えない!?だろう。スポーツ庁が提唱するこれからのスタジアムやアリーナの概念では、サステナビリティ(Sustainability)がキーワードになっている。

サステナビリティは、人間・社会・地球環境の持続可能な発展、という意味だ。新たに街中に造られるスタジアムは長き未来に渡って多大なベネフィット(benefit:スタジアムによって生み出される有形、無形の価値、利用者、消費者の生活を豊かにすると同時に国内におけるあらなたスポーツ産業創出の拠点となる)を生み出す。

そのためには周辺のエリアマネジメントを含む複合的な寄能をうまく捕り込み、組み合わせることが大前提とされており、メーン施設周辺の渋滞はその真逆の、最もあってはならない排除すべき要素である。

ゆえにマツダスタジアムをスタジアムの成功例として持ち上げるだけでなく、その問題点にもしっかりと目を向けて、真に持続可能な広島の顔としての空間作りを目指す必要がある。(ひろスタ!特命取材班)


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