城福浩監督(トップ画像)

 

日本サッカー協会は3月24日、第100回天皇杯の1回戦から4回戦までの組合せを決定した。

同協会では会議をウェブに切り替えているが、新型コロナウイルス感染予防のため、抽選もウェブ会議を通じて行われた。

Jリーグの公式戦が延期されているため、大会方式も一部変更した。J1勢は8月19日の4回戦から登場する。

Jリーグはプロ野球のNPBと設立した新型コロナウイルス対策連絡会議の第4回会議(3月23日開催)を受け、3月25日に実行委員会を開催する予定。そこで、2度目の開催延期決定の際に目指した4月3日再開について結論を出すが、現状ではさらに先送りされる可能性が大。プロ野球は23日のうちに2度目の開幕延期を決定した。

ひろスポ!では3月22日、サンフレッチェ広島の城福浩監督に現在の心境を聞いた。サンフレッチェ広島は、2月23日のJ1リーグ戦第1節、鹿島アントラーズ戦に快勝して以来、公式戦再開に備え、紅白戦、対外試合を組み込みながら準備を重ねている。

―まずはきのうお誕生日でした。それを言いにきたのですが、どんな一日でしたか?

城福監督 もうとにかく今は自分自身の体調を崩さないこと。そのスキを作らないことに注力しています。きのう新幹線移動で2試合分やって帰ってきたら、もうあとは体を休めるだけ。まあ家族とちょっとやりとりしたぐらいで、すごく静かな、誰からも振られない非常に平和な誕生日でした!(一同笑)

恥ずかしいですね、おめでとうございますとか言われるのが。僕は早生まれなんで、今年みんな赤いちゃんちゃんこの状況になりますし…ちょっとピンとこないというか、ピッチの上で笛を吹いてこうやって選手、スタッフと時間が経つのも忘れて今まで走ってきているので。だいたい大学の同級生に会うと早期退職した奴らがどうしてるとか、それとはほど遠いイメージできない状況にいる自分がすごくありがたいと思います。

―鹿島戦で3−0快勝!以来、首位をキープしてもう1カ月が経過しました。監督ご自身のイメージ通り、思い通りの1カ月だったのでしょうか?

城福監督 何を持って思い通りかっていうのはありますが…これはどのチームもそうですが、(公式戦がまた)始まってみて「あれ?こんなはずじゃなかったな…」っていうのがね。これはJの開幕の時もそうなんです。それが一番嫌なんです。

ということは順風満帆な準備期間というのが実は一番怖い。やるべきことをやって、でも心にスキがあったり、我々はやれるだろうと…。特に我々は2試合、公式戦を戦った(中で連勝した)あとなので。どこかで誰かにスキがあった時に、自分たちの思い通りの試合にならないと、そういうところを(相手に先手を打たれることの多い練習マッチで)経験できていることは非常に順調な準備期間だと思います。

フィジカルコンディション的には練習生で来てる選手以外ケガ人がいない。これは恐ろしいぐらい順調です。そんなことは僕のこれまでの経験でもないですから。フィジカルコンディション的にも、ケガ人がいないという状況もほんとに順調なんですけど、チーム作りとか試合への準備という意味では危機感も持てる状況。…なので、まあ悪くないかなと思っています。

ただ再開が再々開で次が再々々開…そういう状況になるとメンタルのコントロールはどこのチームもすごく苦しむ…我々が苦しいんですじゃなくてそこは平等。現場としたら早くみなさんが夢中になれるような場を、みなさんと喜怒哀楽できる場を早く提供したいし、社会を元気づけるきっかけになっていきたい。

我々自身も社会全体としても、その場がないとという思いがすごくあるので。この判断は最後、そういう情勢があって判断されるのでしょうけども、自分たちは常に一日でも早く、みんなの思いを持ってその日を迎える、その1点に絞ってやっています。それが、(また再開が先送りされると)そうなっていけば、たぶんサッカー界全体が簡単な状況ではなくなると思います。