画像は森下暢仁

6月28日 〇10−3中日、ナゴヤドーム
通算5勝3敗1分け
14時開始・3時間4分、無観客
相手先発 梅津●5回10安打7失点(自責7)
本塁打 ピレラ2号①、堂林2号②、田中2号③

一番サードピレラ
二番セカンド菊池涼
三番センター西川
四番ライト鈴木
五番ファースト松山
六番キャッチャー曾澤
七番レフト堂林
八番ショート田中
九番ピッチャー森下〇(2試合1勝)8回3分の2、136球9安打3失点(自責3)

プロ初登板では1点の援護しかなかった広島ドラ1右腕の森下…

先輩たちも奮起せずにはいられない。二回に田中の先制打などヒット4本を集めて4点を奪うと四回にはピレラ、五回には堂林、七回には田中がワン・ツー・スリーランと援護を惜しまなかった。

森下の課題はその立ち上がり。開幕前の対外試合では初回に失点。先週日曜のDeNA戦も初回、先頭の梶谷に二塁打を打たれた。

だが、この日はアレコレと対策を練ってきた中日打線を上回る気迫がみなぎっていた。

初回、先頭の平田に粘れたが9球目に投じた150キロでバットに空を切らせた。続く大島も粘っこい、7球目をショートの深い位置まで転がされたが、ここでも田中の好守に救われた。

三回にに一死満塁のピンチを迎えて、ボールカウント2−0…ここで当たっている大島に投げ込んだのはやはり150キロの真っ直ぐ。詰まった打球は6・4・3と渡り併殺が完成した。

どんどんゼロをスコアボードに並べていく頼もしい背番号18をベンチから見つめる佐々岡監督…前回、7回で”お役御免”としたことについては翌日の新聞などで「なぜ続投させなかった?」という声も上がっていた。

七回を終えて95球。プロ最長イニングの八回も二死一、三塁で大島を二ゴロに取り110球で九回のマウンドへ…

先頭のアルモンテは3球目で二ゴロに片付けた。しかしビシエド、高橋に連続二塁打されて完封ならず。さらに二死からもう2点を追加され、最後はフランスアの救援を仰いだ。

試合後、佐々岡監督とのツーショットに収まるのは大瀬良に次いで今季、二人目。エースの背中を追いかけるにふさわしい船出となったが、試合後のインタビューでは「終わり方は悪いんですが、勝ててほっとしています」と切り出した。そして「完封」について聞かれると「したいと思ったんですけど、このような結果です。次はやりたいと思います」とさらりと話した。

ストライクゾーンで勝負するタイプだが、まだスタンドインは許していない。もちろんこれから先、手痛い一発を浴びることになるだろう。だが打たれ強いこともローテーション投手の重要な要素だ。

138勝153敗106セーブ。佐々岡監督の現役時代の数字は負け数の方が多い。打たれても「工夫」することで新たなシーズンへと向かって行った。そんな指揮官の下で森下も同じ道を歩むことになるのだろう。(ひろスポ!・田辺一球)