画像はスコット(左)と現在二軍調整中のDJ・ジョンソン

7月3日 ●5−9xヤクルト、神宮球場
通算5勝5敗1分け(ヤクルトが3位浮上で4位後退)
18時開始・3時間26分、無観客
相手先発 イノーア3回6安打4失点(自責4)
本塁打 −

一番レフトピレラ
二番セカンド安部
三番センター長野
四番ライト鈴木
五番ファースト松山
六番キャッチャー曾澤
七番サードメヒア
八番ショート田中
九番ピッチャー九里5回97球7安打4失点(自責4)
塹江H
フランスア
菊池保H
スコット●(5試合2敗)3分の0、13球3安打4失点(自責4)

広島打線は”コンセプト”不変のまま二番に安部、三番に長野、七番にメヒア。その狙い通り、三回に一番以下の4連打などで4点を先制。同点で迎えた六回にも安部の適時打で5対4とした。

だが逃げ切れない。

 

七回、3番手のフランスアが西浦に同点ソロを許した。

西浦は四回に九里のスライダーを左翼越えに運んでおり、2本目は真っすぐ。リードする曾澤も悔しい思いをしただろう。構えたミットよりずいぶん高めに来た真っすぐでは相手の強いスイングには通用しない。その直前の真っ直ぐではバットが空を切っていたが、高さの違いが最悪の結果を招いた。

広島ベンチは八回から菊池保、石原慶のバッテリーにスイッチ。石原慶は開幕11戦目でやっとの出番となった。

快調に八回をクリアした広島バッテリー、九回は暫定守護神のスコット。だが先頭の坂口を歩かせ、山田哲の遊ゴロも野選となり、さらに青木には真っすぐを狙い打たれて無死満塁…

そしてそれまでの4打席、ただならぬオーラを発し続けていた村上との勝負…スライダーストライク、さらにスライダー空振り。2ストライクナッシングになったが、追い込まれたスコットに相手との駆け引きをする余裕など残っていない。思い切り投じたツーシームが高めに浮くと次の瞬間にはものすごい打球音がしてヤクルトベンチは一斉に「わーっ!」。打球はそのまま無人のレフトスタンドに舞い降りた。

100勝100セーブの佐々岡監督と、日米など通算437セーブのヤクルト・高津監督。最初の顔合わせは接戦の末、2試合とも高津監督に軍配が上がった。

投手リレーは難しい。両指揮官ともに腐心したに違いない。この日、広島ベンチが送り込んだブルペン陣4人のうち外国人投手ふたりが致命弾を食らい、ヤクルトベンチは八回マクガフ、九回石山の”決め”の形で劇的サヨナラを呼び込んだ。(ひろスポ!・田辺一球)