画像は羽月隆太郎

 

8月7日 〇11−6 阪神 マツダスタジアム
通算16勝20敗4分け(首位巨人に7差となり5位は変わらず)
18時00分開始・3時間③8分、4,991人
相手先発 青柳●3回10安打6失点
本塁打 松山3号③

一番センター西川
二番セカンド羽月
三番サード堂林
四番ファースト松山
五番キャッチャー坂倉
六番レフトピレラ
七番ショート田中広
八番ライト野間
九番ピッチャー森下〇(6試合3勝2敗)6回108球6安打4失点(自責3)
高橋樹
島内
一岡
D・ジョンソン



広島はマツダスタジアムで、この日までまだ3勝止まり。そのスコアは…

7月8日 6−3 DeNA
17日 9−2 ヤクルト
29日 2−0 中日

完封勝利は野村が8回零封でチームにとって今季初の完封勝利をもたらしたもの。要するに先発がゼロを並べ続けるか、打線が6点以上取るか、ふたつにひとつ…

ルーキー右腕森下はここまで5戦中3戦でクオリティスタートに成功!ならば当然、マツダスタジアム4勝めは前者の勝ちパターンが期待された。

ところがスタメンが発表された時点でスタンドがどよめく。移動日ゲームのため鈴木誠らが先発を外れ、一軍初昇格の高卒2年め羽月が即スタメンに起用された。

その結果、広島は二回までに6点を先制。その時点でほぼ勝敗の行方を決したと言っていい。あとは羽月や、羽月と同期で育成から這い上がってきた大盛のプロ初打点を、ファンとベンチのみんなで祝う日になった。


旧広島市民球場時代から続くピースナイターの日に若手の活躍。これまで本拠地で乗り切れなかったチームにとっては、何よりの”朗報”になった。

昨季、高卒1年めでもウエスタン・リーグで打率3割を打ち、リーグ2位の23盗塁をマークした羽月。

その第1打席では送りバントを決め、二回には一死一、三塁で一塁線にセーフティスクイズ。マウンドから駆け下りてきた青柳は捕っただけでどこにも投げられなかった。青柳はすでに4勝を挙げ防御率も2点ちょっと。そんな右腕を攻略するために広島首脳陣は「揺さぶり」をかけることのできるカードを用意したことになる。


もしかしたら、前日までの神宮球場でヤクルトのバント、盗塁にスクイズも絡める攻撃を受け止める中、広島首脳陣にも感じるところがあったのかもしれない。繋いでいく野球の原点にもう一度、戻ろうと…

二回裏の守りでライナーゲッツーを完成させ、スタンドから大きな拍手を送られた羽月は、五回の第4打席で前進守備のライト頭上を襲う三塁打を放ち打点もマークした。六回に大盛が適時打してそれに続いた。

遠藤とのU22バッテリーで結果を出した坂倉は五番で2安打を放ち、1歳年上の森下との初コンビで勝ち切った。

チームはやっと中日との最下位争いを脱っした状況だが、投手、野手とも新たな戦力が次々に出現している。

ネット上には佐々岡監督の手腕を疑問視し、あるいは批判するような記事が次々に掲載されている。しかし、若ゴイが思い切りプレーできる雰囲気を作ることができるのもまた、幾多の経験と共に100勝100セーブを積み重ねた右腕ならでは、と言えるだろう。(ひろスポ!・田辺一球)