広島の投手陣を支えるはずの3人だったが…(画像左からK・ジョンソン、D・ジョンソン、スコット)

8月12日 ●1−4 中日 マツダスタジアム
通算16勝23敗4分け(首位巨人まで7・5差に広がり5位変わらず)
18時00分開始・2時間45分、5,000人
相手先発 柳〇7回3分の2、4安打1失点
本塁打 ―

一番センター西川
二番レフトピレラ
三番サード堂林
四番ライト鈴木誠
五番ファースト松山
六番キャッチャー曾澤
七番セカンド菊池涼
八番ショート田中広
九番ピッチャーK・ジョンソン●(7試合4敗)5回3分の1、95球5安打4失点(自責3)
菊池保
薮田
島内
中田



広島は最下位の中日相手に3連戦負け越し。これで最下位までゲーム差0・5になった。

先発のK・ジョンソンはマウンドに上がった時点でもう勝ち運から見放されているようなもの。何がそんなに不満なのか?それは本人のみぞ知るところなのだろうがのっけから負のオーラ発散しまくりで、そういう空気は打線にまで伝染する。

故障上がり2戦めで、おそらく手探り状態だった中日先発の柳の前に六回までにリーグ最強打線が3併殺打…その中には何とかバットで…という曾澤も含まれている。

一軍最昇格の石原慶のスタメンマスクもあるのでは?という中での出番とあって曾澤も必死。だが四回のK・ジョンソンはいきなり先頭の福田にストレートの四球を与えて続くビシエドには初球を右前打されあっさり一、三塁に。併殺崩れの間に先制されると、今度は次打者への初球をホームベース遥か手前に叩きつけ、体で止めにかかった曾澤の右肩付近に当たった白球は大きく跳ね飛ぶ始末…

このバッテリーミスで2点めを失うと、七回には一死満塁から井領にストレートの四球を与えて押し出し。その瞬間に佐々岡監督がベンチを出たのは言うまでもない。


ジョンソンの今季成績
6月23日 巨人(東京ドーム)5回6安打3死四球3失点(自責3)
7月1日 ヤク(神宮球場)5回7安打1死四球4失点(自責3)
7月8日 DeNA(マツダ)7回6安打2死四球3失点(自責3)
7月15日 巨人(マツダ)5回5安打4死四球5失点(自責5)
7月30日 中日(マツダ)6回6安打2死四球2失点(自責2)
8月6日 ヤク(神宮球場)3回7安打2死四球5失点(自責4)
8月12日 中日(マツダ)5回3分の1、5安打4死四球4失点(自責3)


K・ジョンソンは昨季まで2年続けて11勝をマークした。2018年は9回で与死四球が約3.3個、2019年は同じく約3.7個。それが今季は4.5個に増えている。

それが大した差じゃないかどうか、は失点の仕方を見れば分かる。

6月の東京ドームは五回、3連続四球で押し出し。この試合では初回に四球なしでも失点しているから四球失点率は50パーセント。

7月1日の神宮球場も四球失点率50パーセント。四回、先頭の村上を歩かせて続く西浦に2ランを許した。

7月8日のDeNA戦は四球失点率100パーセント。いきなり立ち上がりで先頭の梶谷に四球、併殺崩れで1失点。さらに七回にも先頭の佐野を歩かせて失点。左打ちの相手の主砲との勝負を嫌っては失点のパターン…

7月15日の巨人戦は四球失点率.667。三回にヒット、四球、四球の満塁から岡本の併殺崩れの間に失点。五回には先頭の北村を歩かせてウィーラーに一発…

7月30日の中日戦だけが唯一、四球が失点に絡まなかったケース。

8月6日の神宮では序盤3回でいずれも失点。そのうち二、三回の失点に四球が絡んだ。

以上まとめると失点したイニング計18回のうち12回は四球絡み。


K・ジョンソンは7月中旬から一度、二軍で再調整した。フォームを見直したというが、もっとやることがあったかもしれない。

それはメンタル面のケア。四球を出せば途端にやばくなる…と心の中で負のイメージがもし広がっているようであれば、重たい空気を背負ったままのマウンドさばきにも合点がいく。

5試合ぶりにスタメン起用されたピレラも音なし。前日、1イニングで25球も投げたD・ジョンソンも相変わらず。二軍ではスコットが打ち込まれ、大いに期待されたメヒアも同じく二軍で苦戦中…

外国人選手の中で計算できそうなのはやっと球威の戻ってきたフランスアのみ。いずれにせよK・ジョンソンの防御率5.70はローテーション投手のそれではなない。(ひろスポ!・田辺一球)