中村蒼、爽やかさ一転 悪のカリスマ演じる「HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY」19日公開

中村蒼、爽やかさ一転 悪のカリスマ演じる「HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY」19日公開

 俳優の中村蒼(26)が19日公開の「HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY」(久保茂昭、中茎強監督)で悪役に初挑戦した。これまでの爽やかなイメージから一転、暴力と金で人を束ねる悪のカリスマを狂気に満ちた表情で演じ、新境地を見せている。これまでの人生で一度も人を殴ったことがなく「まさか自分が…」と振り返りつつ「これを機に、どんどん知らない世界に飛び込んでいきたい」と役の幅が広がることを期待している。

 06年にデビューしてから「爽やかな好青年」のド真ん中を突っ走ってきた中村が、深紅の衣装に身を包み、人を殺すこともいとわない悪のカリスマ役に挑んだ。

 「HiGH&LOW―」は「EXILE TRIBE」のメンバーが多数出演する人気シリーズの最新作。中村は監獄に収監されていた悪名高いスカウト集団「DOUBT(ダウト)」のリーダー・林蘭丸役を演じた。人を痛めつけることに快感を覚える残虐な性格と圧倒的な暴力でチームを率い、群雄割拠する「SWORD地区」の支配をもくろむ。

 「今まで人を殴ったことは一回もないし、格闘技も見ない。いわゆる『不良』の要素も自分にはなさすぎて…なんで自分なのかなってホント不思議でした。いまだに理由は全然わからないけど、スタッフの方々も僕を選ぶのは覚悟がいるというか、勝負だったと思う。ありがたいという気持ちも、もちろんあります」

 衣装やメイクなどの外見は専門家に任せ、内面の狂気を表現することに注力した。台本には描かれていない、蘭丸のバックボーンを自ら監督に聞き、経験値のない不良役の「なぜ?」を理解しようとした。

 「蘭丸は、自分の母親を守れなかった過去があって、女性に対するコンプレックスができたという設定で。なぜ暴力で周囲を支配するようになったのか、というのは常に頭に置きながらお芝居をしてました。『金と力が全て』ってセリフがあるんですが、金と力しか信じられない過去の悲しさも感じながら演じてました」

 ド派手な殴り合いやアクションもシリーズの大きなウリだが、中村は本格アクション初挑戦。シリーズへの“途中参戦”ということもあり当初は戸惑いも大きかったという。

 「初めましての人と、つかみ合ったり殴り合ったりするのは、やっぱり気を使っちゃう。監督には、もっと怖く、もっと思いっきりと言われて…いかに遠慮なくするか苦労しました。撮影が進むにつれて、いい意味で遠慮はなくなりました」

 撮影では覚悟を決めて、実際に相手を蹴り飛ばし、思い切り殴った。

 「蘭丸は戦いを楽しむ人間で、殺すのもいとわないので、手加減なしで蹴りました。相手のアクションのプロの方はすごい人たちで、僕の蹴りなんて、なんてことないんですけど、どうしても『大丈夫かな』ってよぎっちゃいましたけどね。こんなに人を殴ったのは初めてで、改めて俳優って変わった仕事だな、と思いました」

 デビューから10年を超え、映画はもちろん、テレビ、舞台にも数多く出演。特にここ数年の成長は、同年代の俳優の中でも高く評価されているが、俳優業が自分に合っていると思ったことはないという。

 「舞台なんか、すごいドキドキして緊張して、なんでこんな仕事をしているんだろう、こんな寿命が縮まるようなこと、やめたらいいのに、と思うこともある。やめたところで、どうやって食べていくの、というのもありますけど…この仕事をやっている理由はいまだにわからないですね」

 今作には同年代の人気俳優、アーティストが多数出演。危機感も感じている。

 「(同年代が)たくさんいますから、いつか淘汰(とうた)されちゃうのかなとか、厳選されていくのかな、とは思っています。これからもちゃんと高いレベルで、この仕事をやっていきたい。そのために今後も、飛び込んだことのない世界に飛び込んでいけたらいいなと思います」

 ◆「HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY」 人気シリーズの劇場版第3弾。拮抗(きっこう)する5つのチームの頭文字から「SWORD地区」に、悪名高いスカウト集団「DOUBT」、王者・ジェシー(NAOTO)を筆頭とする武闘派集団「プリズンギャング」が突如現れ、SWORD支配に動く。さらに、カジノ建設を視野に、権力と癒着しカジノ建設をもくろむ反社会組織「九龍グループ」と、その陰謀を暴こうとする雨宮兄弟らの激闘も絡み、SWORD地区はかつてない事態へ突入する。

 ワンポイント

 「超全員主役」と銘打っているだけあって、中村の他にもEXILEのNAOTO、小林直己、関口メンディーら新キャラが続々登場。殴り合いのシーンが多いが飽きさせない。人間関係が複雑なので前2作を見てから劇場に行くのがオススメ。

 ◆中村 蒼(なかむら・あおい)1991年3月4日、福岡県生まれ。26歳。2005年のオーディションを機に芸能界入りし06年、舞台「田園に死す」に主演しデビュー。07年「恋空」で映画初出演。08年の「ひゃくはち」で映画初主演。近年はTBS系「せいせいするほど、愛してる」、フジテレビ系「真昼の悪魔」、舞台「アザー・デザート・シティーズ」などで活躍。身長175センチ、血液型A。

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