演出家の三谷幸喜氏(58)が15日、新装された東京・渋谷のPARCO劇場のお披露目&オープニング・シリーズ記者会見に俳優の大泉洋(46)、山本耕史(43)らと出席した。

 真新しいステージに立った三谷氏はマイクを手にジョークを連発。「上演中に携帯電話を鳴らしたら、客席に8万ボルトの電流が流れます。レーザー銃が備えられ、席を用意してもらったにもかかわらず、居眠りをしてしまったマスコミ関係者を狙い撃ちます。必要のないカーテンコールが3回以上行われたら、自動的に緞帳(どんちょう)が下りてきます」と笑わせた。

 三谷氏は「大地」(6月20日〜8月8日)、「三谷幸喜のショーガール」(7月16日〜8月7日)、「三谷文楽 其礼成心中」(8月13日〜20日)と3か月で3作品を手がける。脚本のできあがりが遅い「遅筆」で知られる三谷氏は「本はできてます…。頭の中に。後は書くだけです」。期間が東京五輪(7月24日開幕)と重なるが、「対抗策はないです。敵は強大なので。PARCO劇場さんが信頼して任せてくれたので、恩義に応えたい」と意欲を見せた。

 「大地」に出演予定の大泉は、登壇前に三谷氏から「まだ出演が決まった訳ではない」と言われたそうで、「今日が最終審査になりそうです。脚本家の頭の中に本はあると言ってましたが、頭の中にすらないと思います」とジョークでやり返した。これに対して、三谷氏は大泉の出演について改めて「決まってません」として、市川猿之助(44)に「猿之助くん、(スケジュール)空いてる?」と公開オファーして笑いを誘った。

 1973年に西武劇場としてオープンしたPARCO劇場は、2016年までの43年間に約1200作品を上演。数多くの名作、名優を生み出した。約3年半の立て替え工事などを経て今月24日からの「志の輔らくご〜PARCO劇場こけら落とし〜」、2月12日からの「ラヴ・レターズ〜こけら落としスペシャル〜」に続き、渡辺謙(60)、宮沢氷魚(25)出演の「ピサロ」(3月13日〜4月20日)など全14作品のオープニング・シリーズを上演する。