歌舞伎俳優の松本白鸚(77)、松本幸四郎(42)が12日都内で行われた「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の会見に出席。10日に家族の松たか子(42)が米ロスで開催された第92回アカデミー賞授賞式で「アナと雪の女王」の主題歌を歌唱したことについて感想を語った。

 松は世界9か国のエルサ役が集結する中、日本人として初めて歌を披露したばかり。白鸚は娘の晴れ姿を「はい、見ました。いや、もう、感動し素晴らしかった。いい仕事をしてくれた」としみじみ。そして自身も半世紀前に単身ブロードウェーの舞台に立った経験もあるだけに「私のあのときの舞台も、この日のためにあったのではないか」と誇らしげな表情をのぞかせた。

 また兄の幸四郎は「ちょっとだけしか見られなかったですが、すごい人だな」といい、「彼女とは小学校のとき一緒に芝居ごっこをし、私の相手役でした。いまの彼女の原点にあるのは私。これは本人に伝えて欲しくないのですが」と話し、報道陣の笑いを誘った。

 4月11日に香川・金丸座で開幕する今年のこんぴら歌舞伎は、足かけ4年になる襲名披露の本当の最終公演。「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ」「寿式三番叟」「口上」「義賢最期」を上演。

 幸四郎が「襲名披露は最後だが、引退するわけではない。ここからがスタート」といえば、白鸚は「襲名して本当に良かった。親子であっても舞台上では俳優どうし。負けたくない」と息子への敵対心を見せていた。