1970年代に活躍したアイドルグループ「キャンディーズ」の元メンバーで女優の伊藤蘭(65)が15日、東京・新宿文化センターで全国ツアー「〜My Bouquet&My Dear Candies〜」(全9公演)の初日公演を行った。

 「蘭ちゃ〜ん」の大歓声と手拍子の中、「春一番」を熱唱。1800人も総立ちで応え、この日一番の盛り上がりを迎えた。

 後半は「暑中お見舞い申し上げます」「微笑がえし」など、キャンディーズ時代のヒット曲のオンパレード。ほぼノンストップで歌い上げ、「皆さん(体力は)大丈夫でしょうか? 私は全然OKですよ! ハァハァなんて言ってませんよ(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに話した。

 キャンディーズは73年9月に「あなたに夢中」でCDデビュー。78年4月までの約4年半を駆け抜けた。伊藤は「当時は若さ故の悩み、葛藤があったけど、今は楽しい思い出しか残っていない。輝かしい思い出をありがとう」と回想。「今も大切なスーさん(故・田中好子さん)、ミキさん(藤村美樹さん)に感謝を。私たちの親愛なるキャンディーズを」とささげた。

 伊藤は昨年、グループ解散以来41年ぶりに音楽活動を再開した。6月に東名阪のコンサートツアーを行い、大好評を受けて、今回のアンコールツアーが実現した。

 新アルバム「My Bouquet」の収録曲「Wink Wink」で幕開け。「何かと心配なことが続いている状況の中、こんなにたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございます。すでに口の中、カラカラです(笑い)」とあいさつ。「皆さんとお会いするのを楽しみにしていたので、今日はとってもうれしいです」と声を弾ませた。

 序盤はわずかに緊張も見られたが、時間の経過と共に柔和な表情ぶ。「皆さんにとって、楽しい時間になるよう精いっぱい歌わせていただきます」。若い頃に憧れていたという米ニューヨークのマンハッタン・ソーホー地区をイメージしたセットに立ち、約2時間のパフォーマンスで完全燃焼した。