アイドルグループ「仮面女子」が21日、東京・秋葉原の仮面女子カフェで観客全員がマスクと仮面を着用した初の「仮面ライブ」を開催。アイドルライブの定番であるコール、ミックス(掛け声)などは禁止された“無歓声ライブ”となった。

 新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえた政府のイベント自粛要請を受けて、3日から19日まで公演を中止していたが、20日から再開。この日はグループのトレードマークであるホッケーマスクにメンバーのサインを入れて観客全員に配布して着用を義務づけた。約2週間ぶりに公演を再開して2日目。リーダーの楠木まゆ(27)は「ファンの皆さんと会えて安心しました」と笑顔を見えた。

 観客は声を出せない分、サイリウムを振ったり、拍手をしたり、ジャンプをしたり体を動かして盛り上がった。センターを務める森下舞桜(17)は「アイドルのライブはファンの応援があって成立するもの」として、「限られた状況の中でも、楽しんでもらえたらいいな」とファンを思いやった。ウイルス感染予防のため、会場入り口では体温を計り、マスクの着用を徹底。観客は配布された仮面も着けて「マスク・オン・仮面」での徹底防備でライブに参加した。

 仮面を配布してのライブは、この日だけの特別企画。楠木は「今後も感染予防に気を付けながら、ライブをやっていきたい」と語った。公演を休止していた約2週間は、ライブ配信アプリなどを利用してファンとの交流を行っていた。400人収容の会場に観客は約150人ほど。スタッフは「休止の間にファンが離れてしまうのではないか心配でした。思っていた以上に来ていただいてホッとしました」と胸をなでおろした。