東京ディズニーリゾート(TDR、千葉・浦安市)を運営するオリエンタルランド(OLC)は、2月29日から臨時休園していた東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を7月1日から約4か月ぶりに再開する。入園者数を通常の50%以下に制限し、アトラクションやショーなどは人数制限、または休止して、テーマパークでは困難な“3密回避”に臨む。開園37周年にして初めての特別営業を前に「休止するもの」と「しないもの」を整理してみた。

 “絶対に失敗できない”ディズニーブランドの重みを背負ってOLCは両パークの再開を発表した。

 「ゲスト(入園客)の皆さまとキャスト(従業員)の健康と安全の確保を最優先に運営してまいります」。検温、マスク着用、手洗い、消毒、ソーシャルディスタンス確保、キャッシュレスなどを徹底し、パスポート(入園チケット)も入園時間別に午前8時(大人8200円)、午前11時(同7300円)、午後2時(同6300円)の3種類を用意して分散する(閉園は午後8時)。

 休止となるのは、まずはTDL名物のパレード。「ドリーミング・アップ!」と「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」は沿道に密集ができるため自粛。シンデレラ城内部の「シンデレラのフェアリーテイル・ホール」や島に渡る「トムソーヤ島いかだ」なども休止。そして「ミッキーの家とミート・ミッキー」などのグリーティング施設も休止対象で、ミッキーマウスらディズニーの仲間たちと密接して写真を撮ることができない。

 TDSでは、小型潜水艇で密閉される「海底2万マイル」や子供が密になる「アリエルのプレイグラウンド」などがNG。名物ショーの「ビッグバンドビート」「マーメイドラグーンシアター」「マイ・フレンド・ダッフィー」なども休止となる。両パーク共通の花火「ディズニー・ライト・ザ・ナイト」も休止。時間予約ができる「ディズニー・ファストパス」や、アトラクションの空き座席に1人で優先参加できる「シングルライダー」も利用できない。

 ソーシャルディスタンスが管理できるアトラクションはOKだ。TDL「ビッグサンダー・マウンテン」「スプラッシュ・マウンテン」「スペース・マウンテン」、TDS「ソアリン:ファンタスティック・フライト」「タワー・オブ・テラー」「センター・オブ・ジ・アース」などの人気アトラクションも密を避けて運行。ガイドラインでは「大声での発声は控えるように促す」とある。

 OLC広報部では「アトラクションの8割はオープンします」としている。ただしクライマックスを写真に撮ってくれる「アトラクションフォト」は実施されない。空席とマスク姿では絵にならないのだから、売り物にはできないということだ。(酒井 隆之)