将棋史上最年少棋士・藤井聡太七段(17)が28日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第91期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第2局で先手の渡辺明棋聖(36)=棋王、王将=を90手で下し、2連勝。初タイトル獲得へ一気に王手を掛けた。

 史上最年少(17歳10か月20日)のタイトル挑戦者と、昨年度の最優秀棋士賞を受賞した3冠による決戦。藤井七段は師匠・杉本昌隆八段(51)に贈られた漆黒の羽織に灰色の袴の和服姿で対局に臨んだ。開始11分で歩がぶつかるなど序盤から激しい展開が予想されたが、藤井七段は2手続けて50分台の長考で指すなど、じっくりと構想を練った。持ち時間には苦しんだものの、持ち前の終盤力で追い詰めた。

 渡辺3冠のタイトル防衛戦の開幕2連敗は、2017年の第30期竜王戦で挑戦者の羽生善治九段(49)に喫して以来。この時は1勝4敗で失冠している。

 第3局は来月9日、東京都千代田区の都市センターホテルで。3連勝すれば、1990年に同じ棋聖戦で初タイトルを獲得した最年少記録18歳6か月を約6か月上回る。