タイトル初獲得の最年少記録を保持する屋敷伸之九段(48)はこの日、同対局の立会人を務めた。感想戦終了後、報道陣の取材に応じ、藤井七段の戦いぶりを「中盤あたりからよくなって、最後に結びついた。強い人の勝ち方」と称賛した。

 屋敷九段は、90年度前期の棋聖戦で中原誠十六世名人を下し、最年少獲得記録「18歳6か月」を樹立した。自身の記録更新に挑む若き天才に対して、「落ち着いていて、一局の将棋に集中している」と評した。記録更新まであと1勝。屋敷九段は笑みを浮かべ「記録は名誉なことだけど、若くて強い人が出て、記録を塗り替えるのはいいこと」と期待を込めた。